最近、自己啓発本やスピリチュアル本のレビューで、「過去にある本と内容が似て、目新しさがない」なんて書いている人がいたりするけど、実は、その“共通していること”こそが大事だったりするんですよね。
大事なことは普遍的であり、共通していること。
目新しさばかりを追い求めると、いつまでたっても、真理に行けないかも?
私もかなりの量の自己啓発本、スピリチュアル本などを読みますが、書かれていることのベースはどれも同じようなことが多い。
もちろん、表現方法はそれぞれだけど、言っていることは同じ。
それだけ、人が進むべき道は、1本の道としてつながっている、ということ。
どこの道を歩もうが、最終的には、その道につながっている。
そして、誰もがぶつかる人生の壁も、それによって学ぶべきことも、意外と共通しているということ。
もし、「その先」の進化を本当に望んでいるのだとしたら、それは、「無償で人に愛を与えること」なのではないか?と思うのです。
それは、自分が「愛を得られる方法」ではなく、自分が「与える方法」。でも、多くの人が「自分が得したい」と思っているレベルの現代では、そんな本があっても売れないから、なかなか作りにくいしょうしね。
どんなに心を磨いていても、「100%の愛を持つ」というのは、おそらく人間レベルでは、ほど遠いでしょうしね。
自己啓発本オタクになってしまう人ほど、 その“根本的に大切なこと”ができていないまま、目新しいことばかりを求めてしまう。
だから、普遍的な大切なことを書かれている本に対して、「どこの本にも書いてあるような内容」なんてレビューをして、自分は楽して幸せになれる方法ばかり模索し、本当の幸せからますます遠のいてしまっている。
そういう人こそ、まずは少しでも「無償で愛を与えられる」ようになってから、さらなるレベルを目指してみては?と思わずにはいられません。
まずはそれが「ベース」だから。そうしたら、少なくとも悪口のレビューなんて、絶対に書かないでしょう。悪口のレビューを書いている時点で、「読みこなしていません」と言っているようなものだから(個人的に、いい本が悪質なレビューのせいで、他の人が読む機会を奪われてしまうことは、かなり残念に思うんですよ)。
・本当に幸せになるためには、本当の愛を持つことが大事。
・本当の愛を持てるためには、まずは自分のことを愛することが重要。
・自分を愛することができるためには、自分を許せること、受け止めることが必要。
その上で
・人のことも自分のことのように愛し、許せることができたら、きっと幸せになれる。
そんなことが、きっと真理。そこに目新しさなんて、いらない!
もしそれ以上のものを求めているのだとしたら、そこにあるのは、「人よりも知識を持ち、優れていたい」という“人間らしいエゴ”だったり。
実は、それこそが「“本当の幸せ”から遠ざけてているもの」だったりするんですよね。
本当の「幸せになるための方法」はシンプル。それができる自分になるか、ならないか、それだけの話。
あなたは、どんな自分になりたいですか?
byコラムニスト・ひかり