先日、誕生日が来て、 また+1歳になったわけですが、正直言って、「大人の年齢って、いいもの」です。
日本ではまだ「若い方が魅力がある」みたいな価値観はありますが、個人的には「大人の年齢になって、こうして生きているってなんて幸せなことなのだろう」と思うのです。
自分の行動に責任を持ち、自分の好きなように生きられる、そんな年齢でいることに喜びすら感じるのです。
これが一般的には「おばさん」と呼ばれる年齢であろうとそんなものは関係ない。 若い人に「おばさん」と思われてもどうでもいい。この年齢の良さは歳を重ねてみないと、分からないものだとも思うから。
歳を重ね、色々なことを経験したからこそのある意味、自信がついてきた、というのか。
その中には、「若い女性」でいたときに抱えていた残念なものを解き放せる年代だから、というのもあるかも。
女性はこうでなくてはいけない。男性にはこういう風に見られなくてはいけない・・・なんてそんなものは、どうでもよくなってくるから。
もちろん男性と一緒にいるときは相手にも気分よくいてほしいから気を遣うことはするけど、それは「女性はこうあるべき」と思ってやるのとは、ちょっと違う。
自分の中にある女性性を大切にしたいから女性らしくいることはあっても、相手のために女性らしさを演じようとは思わない。 その違いは大きいかも。
若くてキャピキャピした姿は子供の可愛らしさ。それはそれで魅力ではあるけど、大人の魅力はまたちょっと違うもの。
それは、もっと大きな愛と包容力を抱けるかどうかにもかかっているかも。
若い頃は相手に“求める”ために魅力が重要となる。 でも、大人になったら、相手に“与える”ための魅力が必要となってくる。 その違いは大きい。
それが大人ならではの魅力とも言えるかも。
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加齢による老化などは、また別の話です。
いくら歳を重ねることはいいことだといっても、体が調子が悪くなることまでいいとは言えない。
だから、自分がどれだけ自分の体と向き合い、メンテナンスをするかにかかってくる。 それによって、40代でも30代のように若々しい人もいれば、50代くらいに見えるくらいにやつれてしまっている人もいる。
40代でも平均寿命を考えれば、今まで生きてきたくらいの時間、まだ人生は残っているのだから、この身体を大事に扱っていくことは大切。
自分を愛し、大切に扱うことはすごく重要なこと。
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日本では特に女性はこういった体の変化からではなく、「周りから若く見られなくなるから」なんて理由から、歳を重ねることを嫌がっている人もいます。
そんな人の価値観に振り回されないで、自分は今の自分を謳歌すればいい。
だって、今までの人生の集大成が“今の自分”なのだから、“今の自分”が、今までの自分の中で一番最高でないわけがない! もちろんこれから先も、もっともっと魅力的な自分に成長していくでしょうしね。
歳を重ねるとは、そういうこと。 大人でいることをもっと楽しみましょうね!
byコラムニスト・ひかり