恋人に嫌われやすい人の傾向を1つ挙げるとすれば、それは、「自分の理想を押し付けてくる人」です。
それが恋人の“自分らしさ”を壊すようなことだったり、大切なものを否定するようなことだったりする場合は、2人の関係はどんどん壊れていくでしょう。
だから、いくら自分の趣味ではなくても、恋人が気に入っているものに対しては、一緒に好きにまでなる必要はなくても、見守るくらいでいたいものです。
それくらいの“自由度”も与えられないで、なにもかも、自分の理想に染めようとする人は、本人は「相手のため!」と思っても、実際は相手のためでもなんでもないんですよね。
単に自分の都合のいい相手を求めているだけ。本当の相手も見ているわけでもなければ、本当の意味で愛しているわけでもない。
ある意味、子育てでも、同じことが言えるかもしれません。
でも、変わった趣味があったり、個性的だったりすると、合う人は限られてくるのも事実。
でも、自分の好きなものを諦めて、相手に合せていても、どんどん幸せではなくなってくるもの。
“自分らしさ”を失ったら、自分ではいられなくなってしまいますしね。
そんなときは、「自分は人が受け入れにくい趣向を持っているけど、それを大切にすることで幸せでいられるものだし、それを否定するような相手とは、うまくいかないものなんだ」という認識は持っていた方がいいし、
それでも合う相手を頑張って見つけていくことこそが大切だと思います。
それで言えば、この間電車に乗った時に前に立っていた大人の男女2人がすごく楽しそうにアニメの話をしていたんです。
「あぁ、自分にぴったりの相手を見つけたカップルなんだな~」と思ったものです。
よく婚活の場面では、万人受けを目指して、オーソドックスなことばかり求められるものですが、そこで結婚に結びついたところで、自分が幸せでいられるか、ですよね。
個性的な人ほど、合う人は限られるけど、合う人に出会えた時は、唯一無二の関係になれるもの。そんな相手を見つけられたら、幸せですよね。
少なくとも、お互いに、自分らしさ、相手らしさを大切にできる関係を築きたいものでね。
byコラムニスト・ひかり