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生きづらい人が気付いていないこと

寺島しのぶさん主演の映画「OH LUCY!(オー・ルーシー!)」という映画をご存知でしょうか?

この中の主人公の「43歳の独身の節子 」は、自分の欲望(恋心)や感情に振り回され、どんどん生きづらくなっていきます。

節子は、“相手の立場”で物を見ることができず、本能のままに動いてしまうから、自分も周りの人も壊していくんです。

でも、本人には悪気がない。なぜなら、視野が狭いから、相手にどれだけの不愉快な思いをさせているかなんて分かっていないんです。「私は自分の感情に素直に動いているだけなのに!」なんて思ってしまうんですよね。

そして、そんな風に周りの人と“調和”できないからこそ、結果的に、どんどん自分の居場所を失ってしまうんです。

でも本人は「自分は悪くない、社会が悪い、会社が悪い、誰も私のことなんて分かってくれていない!」なんて人のせいにしてしまう。

しかも劣等感も強いから、なにか不都合なことがあると、「私って可哀想!」という発想になってしまう。自分の行動によって、自分を不幸にしているだけなのに・・・。

いやいや、ホント、関わりたくないくらい、最悪な人なんです。でも、それを寺島しのぶさんが演じると、どこか愛おしさがあるんですよね(苦笑)。

もし今、生きづらさを感じている人は、この映画を見た方がいいと思う。自分を客観視することもできるだろうし。

こんな主人公のようなタイプの人であっても、自分自身をよく見つめ、自分の弱点を受け止め、変わっていくことができたら、また新たな人生になっていくのだと思うんです。

今の自分を捨てて、他の人間になることができないなら、今の自分を変えればいいんです。内面から。

自分が変われば、環境も変わるし、人との関係も変わってくる!自分次第なんですよね。

それは逆を言えば、自分以外のせいにしている分には、なにも変わらないということ。

自分を変える勇気を持ちたいものですね。

byコラムニスト・ひかり

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