電撃婚をしてうまくいく人は、もちろんいなくはありませんが、もしする場合は、気を付けなくてはいけないことがあります。
それは、調子の悪いときの相手をきちんと見ているか?ってこと。
それこそ、喧嘩の1つや2つやって、相手がどんなことを言い、どんな態度をとるのかを見ておいた方がいいでしょうしね。
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いいときと悪い時の落差が大きい人がいる。
いいときはとてもいい人なのだけど、悪い時は、驚くほどヒステリックになってしまう人だっている。とんでもなく失礼なことをする人だっている。
例えば、DV気質の人は、飴とムチを使い分け、付き合い初期は飴ばかり与えていることも多い。
ムチのときの相手の様子は、やはり、週一のお互いに余裕のある状態でデートを重ねただけでは見えてこないこともあるでしょうし、初めは向こうも警戒しているから、ある程度、長く付き合わないと見せないことだってあるでしょうしね。
おそらく人間関係が壊れるときって、お互い、もしくは片方が調子悪い状態の時に見せる姿に幻滅するパターンが多いもの。
パートナーが喧嘩のとき、相手を負かそうとこんなことを言うんだ、こんなことをするんだ、ってところのラインが自分の許容を超える場合は、信頼関係が壊れますしね。
もし相手が、「あぁ、手段を選ばず、こんなことをするんだ」という人だったら、信頼関係も壊れるし、愛も冷めるでしょう。逆に喧嘩をしていても、相手を尊重できる人はできますしね。
ギリギリのラインで、留める理性とやさしさがあるかどうかって、すごく重要だと思います。
だって、結婚したら、自分にとって一番の味方のときもあれば、一番の敵になることだってあるでしょうしね。
結局、一番うまくいっていないときこそ、その人の本質が見える。
本当は優しい人なのか、強い人なのか、それとも冷淡な人なのか、弱い人なのかが透けて見えるのだと思うんです。
いいところばかりを見ずに、相手のそういった姿をきちんと見てから、人生のパートナーにするかどうかを考えた方がいいし、やはり最後は、心の強さから出るやさしさがある人を選んだ方が幸せになれるような気がします。
その場合、たとえ結婚し、離婚になった時も理不尽なことはしないでしょうしね。(泥沼化している離婚って結構多いですしね・・・)
人生も、2人の関係も長く続いていくと、いいときばかりではなく、悪いときもあるのだから、いいところばかりを想定しないで、色々な面を見て、将来のパートナーは決めた方がいいかも。
そんなことを思うものです。
byコラムニスト・ひかり