人は、一度、今の自分は死んで生まれ変わったくらいの気持ちになった時に、道が開かれることってあるものなんですよね。
私自身、一度、生まれ変わったような気分になったことはあります。
その時は、今まで大事にしていたあらゆるものを失い、人生でこんなに最悪な状況はないってことになったときに、「どうして私は生きているんだろう?」と思うほど、人生のどん底でした。
あのときに一度、自分は死んだのだと思っています。
でも、そのときに人生を振り返ったことでどんどん道が開けてきて、“新生の自分”が誕生したわけです。
そのときからスピリチュアルな思想にも目醒めてきたのですが、結構、周りを見ていても、離婚とか、リストラとか人生のどん底がきっかけで目醒める人って多いんですよね。
それは、現実逃避するからではなく、「なんで生きているんだろう?」「何のために生まれてきたんだろう?」と根本的なこと考えると、目先のことしか考えていないころよりも視野が広がるし、価値観も変わってくるんですよね。
“人生レベル”で物事を見られるようになる、というのか。
意外と生まれてくる前にそういった目醒めるための“時限爆弾”を人生に用意していることもあるのかもしれません。
人って、うまくいっているときは人生を振り返ったりしないし、深く考えたりしないことも多いもの。
でも、そのまま人生を突っ走ってしまったら、おそらくいつか躓くでしょうね。この物質的な社会では大事なことを見失う要素が色々とあるから。有限の物質(お金)をみんなで取り合い、足りない、足りないと不安がっている世の中ですしね。
でも、改めて、「自分って、どんな人間になりたいんだっけ?」と考えたら、意地悪な人間になんて、なっていられなくなりますよね。
人生に行き詰った人は、一度、人生をリセットしてみてもいいと思うんです(※一度、死ぬという意味ではなく)。
あらゆる環境を捨て、人間関係を終わらせ、1人になってみて、また新たなものをつかんでいってもいいと思うんです。
ただ、一番変えなくてはいけないのは、「自分」だから。
逆を言えば、自分が変われば、環境も関わっていく人も変わっていくもの。 波動が合わなくなるんですよね。 だから、嫌な人間が自然と離れていったり。
それが、別れやリストラといったネガティブな出来事であったとしても、結果的にその方が自分が幸せになることって多いですしね。
向こうだって、自分よりも波動が高い人と一緒にいるのは、居心地が悪いんですよ。自分が劣等感を抱きやすくなるでしょうし。
だから、別れであろうとリストラであろうと悪いこととは言い切れないことも。
もっと“目に見えないもの”を見ると、その出来事の本当の意味が見えてくるから!
人生をやり直したい人は、一度、今の自分を止めて、生まれ変わった気分になりませんか?
byコラムニスト・ひかり