「自分を愛せない人は、人のことを愛せない」とは、よく言われるものです。
それは、自分にとって世界で一番大事な存在である“自分”を愛することから、他人を愛することも学んでいくからだと思うのです。
おそらく多くの人が頑張って生きている。 だけど、そんな頑張りを認めず、結果ばかり追い求め、結果が追いつかなければ、自分を責めてしまっている人って意外と多いような気がします。
それは、自分を愛しているとは言えません。
それで言えば、婚活をして、疲れてしまう人にも、そういう傾向があるのかもしれません。
結婚って、努力すればできるもの、というわけでもないですからね。
努力しても、できない人もいれば、努力しなくても、できる人もいる。
誰にとっても、“好み”はあるし、生理的に受け付けない人とは一緒にはいられないので、よほど仙人のようになって、「すべての人間が愛しい」くらいのレベルにならないと、「誰でもいいから結婚しよう」なんて気持ちにはなれないもの。(※むしろ仙人なら、結婚という形にすら、こだわらないでしょうが・笑)
自分にも“好み”がある。相手にも“好み”がある。話していて、合う、合わないの相性も努力だけでどうなるものでもありません。
だから、婚活がうまくいかなくても、自分を責めるのではなく、頑張っている自分を認め、もっと愛せるようになって、「いつかきっと、こんなに心も体も磨いている私を素敵だと思ってくれる人が現れるはず、というか、私の魅力に気付けない人は、見る目がない」くらいの強気な気持ちになってもいいかも。
それこそ、ついつい食べてしまってダイエットに失敗してしまう人は、自分を責めがちだけど、能力は、人それぞれに限度はあるので、食欲を抑える能力が低いのであれば、断食道場に行くなり、家に食べ物を置かないで、3日間、自分を家に軟禁する(!)とか、「物理的に食べられない状況」にもっていくのもテかもしれません。(※私も、つい食べてしまうので、人のことは言えませんが・苦笑)。
つまり、できない自分を責めるのではなく、「できない自分と上手に付き合っていく」ことが、大切なんですよね。
そういう風に自分と付き合えるようになれば、他の人に対しても、理想を押し付けずに、“上手に付き合っていける方法”を見つけ出そうとするものだから!
多くの人は、自分に出来ないことは、人にもできない。 自分を愛せない人は、人のことを愛せない。 自分を認められない人は、人のことも認められない。 自分を受け止められない人は、人のことも受け止められない。
だからこそ、まずは自分にできるようになることが重要なんですよね。
byコラムニスト・ひかり