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人の悪意との付き合い方

■自分の悪に気付くことが大事!

この世界に、「100%善人の人」は、ほぼいない。

私は自分の“悪”の部分に気付くことってすごく重要なことだと思っています。

そこから変わることができるから。

見て見ぬふりをして、自分を正当化している限り、人は変われないから。

ただ、ここには1つ難点もある。

自分の悪に気付くと、人の悪にも気付きやすくなってしまう。

周りの人どころか、本人すら気づいていない悪にも。

だから、私自身、時々「生きづらいな」と思うことはあります。

ただ、人は「自分と同じ欠点がある人を許せない」と言われるもの。

小さな子供が悪さをしても、「しょうがないな」と言いながら許せるように、自分が持っていない(改善した)欠点であれば、広い心で許せるようになるのかもしれない。

だとしたら、人の欠点に気付き、避けたくなるのは、まだ私にもそういった欠点が自分に残っているからなのかもしれません。

「自分の心を鍛え、自分を許せるようになること」が、人を許せる一歩になるのだと、つくづく思うものです。

もちろん人を傷つけるような悪は、それとは違って、普通に許せないですけどね。

善意のような行為の裏に「我欲」があることは、よくあること。

それでも、100歩譲って、その善意が素晴らしいものであればいいけど、時に“ありがた迷惑”なことだってある。

そんなとき、「しょうがないね」と思いつつも、たまには相手の意向に乗れるくらいの器の大きさがあれば、もっと生きやすいのかもしれない、なんて思うものです。

「相手の心が読める側も、読まれる側も辛い」ものなんですよね。

結局、心を読める側が許せる器があれば、辛くないし、読まれる側も、相手に心を読まれたとしても相手はそれも含め受け止めてくれる、許してくれるという安心感があれば、辛くないはず。

そう思うと、人の悪に対してちょっと敏感になってしまっても、それに対して、「許せる自分」になることが、自分も周りの人も幸せになる方法なんですよね。

悪に対しても上手に対応できる、そんな人になりたいものですね。

byコラムニスト・ひかり

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