■不幸を大きくしていない?
ツイいない出来事の「不幸」を大きくしてしまう人もいれば、小さく済ませる人もいます。
例えば、不機嫌な人がいて、八つ当たりされたとき、「あぁ、機嫌が悪いんだな。かわいそうに」と相手を思いやることができれば、虫に刺された程度のことで済む。
そこまで思えなくて「理不尽だわ!」とイライラしても、そんな人のことは相手にしないで、親しい友達に話を聞いてもらってスッキリしたら、それで済むだけのこと。
それなのに、そんな相手に仕返しをしてしまったら、機嫌が悪い相手にわざわざ喧嘩を売るわけだから、運が悪ければ、流血事件にだってなりかねません!(恐)
そのためにも、
・感情的にならない
・冷静に対応する
・自分の機嫌は自分でとる
ことが大事だったりします。
■トラブルが起こった時はどうする?
それは、「トラブル」においても、同じようなことが言えるんです。
生きていると、不運なトラブルというのも、起こるもの。
ただ、そのトラブルがあったことをずっと引きずりながら生きていくのか、悔しさをバネに前進していくのかで、自分の人生においての「そのトラブルの意味合い」は、随分、変わってくるもの。
その出来事に対して、自分がどう思うのか?次第なんですよね。
「不運な出来事」に過ぎないのか。それとも、「自分に大事なことを教えてくれた、人生において重要な出来事」になるのか。
人が成長するときの多くは、幸せな時よりも、不幸な時なんです。
それは、不幸な時ほど、「私はこのままでいいのだろうか?」と真剣に人生において考えるからなんですよね。うまくいっているときって、なかなかそんなことを考えないですしね。
逆に不幸な時にすら考えずに、流されるままに生きていたら、もっと不幸になるだけです。
「ツイていない出来事」にしても、「トラブル」にしても、自分の未熟さで大きくすることなく、むしろそれをバネに飛躍できるくらいのたくましい人でありたいものですね。
byコラムニスト・ひかり