■“心の闇”に留まっていない?
人は心が弱っていると、“心の闇”と結びつきやすくなってしまう。
孤独感、不安、欲望…そういったものが、心に増えれば増えるほど、ついつい、人は“心の闇”に向かう行動をしてしまう。
さらに、たちが悪いことといえば、“心の闇”は、ちょっと甘美だということ。
だからこそ、人はそっちに行きたくなってしまう。
“心の闇”は下り坂みたいなのもの。
そっちに行くのは、簡単なんです。
逆に、“心の光”は上り坂。
行くには、ふんばりが必要なんです。
私自身、20代のときは、サブカルチャー好きで、8割くらい“心の闇”と結びついていたようなタイプだったので(苦笑)、正直、今はもうその世界とはきっぱり縁を切りたいなって感じです。
“心の闇”と結びつきそうになったら、意図的に断ち切ることをするようになってからは、本当に楽になりました。
何度も言うように、“心の闇”の世界は、甘美なんです。
でも、そこに結びついてしまうと、甘美なんだけど、居心地が悪いんです。
だから、“心の闇”に引きずられては、結局はそのままではいられなくて、そこから抜けることの繰り返しになる。
人は本能的に、「ここ(闇)から抜け出さなくては!」って思うものなんですよね。
もちろんそこにどっぷり浸かっちゃう人もいるけど、そういう人は本当の安らぎはずっと得られない。
抜け出す以外に、楽になる方法がないんですよね。
■幸せを求めませんか?
私が思う「幸せの定義」は、「幸せとは、心の中に愛がたくさん満たされていること」。
これを元に考えると、分かることがたくさんあります。
例えば、<恋愛>では、“心の闇”に、愛があるはずがない。
そんな世界に浸かっているときに、結びつく相手は、同じく、愛を持っている状態ではない。
孤独、不安、ズルさ、そんなものを抱えてしまっている。
そんな恋愛が幸せなはずはない。愛を求め、奪い合う関係になってしまう。
一見、表面的にはキラキラした恋愛に見えても、実際は、ドロドロした心で成り立っていることも。
本当にその相手と幸せになりたかったら、お互いに“心の光”に向かった状態のときに結びついた方がいい。
例えば、“心の闇”で結びつく関係と言えば、不倫や浮気などもあるけど、現代なんて、許嫁がいる人もめったにいないし、離婚ができない時代でもないですしね。
心の弱さに負けないで、清々しい人でいた方が、良い恋は掴めるから!
“心の闇”に浸かった状態で、本当の心の安らぎなんて、ないから!
“心の光”へ行くには、上がり坂があって大変だけど、一歩一歩上る度に感じる<心の安らぎ>がある。
その安らぎを知った時、人はむしろ“心の闇”には行きたくなくなるかもしれない。
だからこそ、“心の闇”に結びつきやすい人は、ちょっとだけ無理して、上り坂を上ってみませんか?
そのときに見える景色は、必ずあるから!
byコラムニスト・ひかり