■自分が恋人がいない環境を選んでいる!?
ふと思うんです。
「恋人がいない環境は、実は自分で選択していること]って、多いのではないか?と。
極端な話、単に恋人を作るだけなら、作れる人は意外と多いのでは?
ただ、「好きになれる人がいい」「気が合う人がいい」「自分を受け止めてくれる人がいい」「自分を好きになってくれる人がいい」と色々と条件があるから、恋人ができないことの方が多い。
つまり、そういう相手ではければ、自分は付き合いたくないし、相手に合わせたくない、ということです。
それは間違いではありません。
無理して嫌な人と付き合う必要はないからです。
でも、自分が天涯孤独の運命で、恋愛に縁がないタイプだから恋人がいないのではなく、「自分で選択している」ことには気付いた方がいいでしょうね。
一昔前は、好きだろうが嫌いだろうが、お見合いして結婚しなくてはいけない時代もあったはず。
好きではない人と一つ屋根の下で暮らし、愛を育んでいくしかない場合、なんだかんだ言って、はじめは嫌でも、相手の良いところを見つけ、2人でお互いに生活を共にしていくことで関係を築いていくしかないし、その努力によって、本当に愛し合う夫婦だっていたはず。
人と関係を築くというのは、簡単ではない。
自分の理想と違っても、それでも相手とうまくやっていく方法を見つけ、時には顔が見たくなくなることだってあっても、それでも夫婦としてやっていかなくてはいけなかったり。
そんな努力をしないで、好きな人と結ばれて良い関係を築こうとばかり思っているから、恋愛、結婚が出来ない人もいるとも言えるし、そこまで努力しなくても、1人で生きていける世の中になった、とも言えます。
両想いって、ある意味、奇跡ですからね。
縁やタイミングの問題もあるし、特に、多くの人が“自分よりも素敵な人”ばかりを追い求めている現代では難しかったりします。
だからあとは、自分がどうするか?なんですよね。
一生、独身でいる可能性も踏まえ、相思相愛で結婚を夢見続けるのか、結婚できる可能性がある相手と結婚するのか。
好きな人としか付き合わないのか、好きではない人とでも付き合って、お互いにうまくやっていく関係を築いていくのか。
さらに、好きな人がいるのに1人の場合は寂しいものだけど、好きな人がいないのに寂しい人は、自分がそんな選択をしているにも関わらず、恋人がいる友達と比べて、自分の不幸を嘆いていたり…。
人と比べている限り、幸せにはなれませんよ?
誰もが皆、自分の人生を歩まなくてはいけないから。
自分が選択していることを自覚し、責任をもちましょうね!
byコラムニスト・ひかり