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結婚していないと、不完全なのだろうか?

■結婚していなくても、あなたは完全!

先日、アランコーエンさんの「人生の答えはいつも私の中にある」という本を読みました。

ずっと私がモヤモヤしていた答えが、ここに書かれていました。

例えば・・・

「あなたの寂しさを取り除き、あなたの憧れたものを全て与え、過去の恋愛関係であなたが耐えた痛みと犠牲に見返りを与え、人生でうまくいかないことを直してくれる力のある人など、1人もいない。」

「自分で自分に与えていないものを他人に与えてほしいと望むことが、たぶんあなたの探し求める恋愛の実現の邪魔をしている」

「(でも)理想の相手探しを諦めてはいけない。なぜなら、それを通して、あなたは自分自身を見つけるからだ」
「自分を幸せにしてくれる人を探す過程を通して、あなたはどうすれば自分自身を幸せにできるかを学ぶだろう」

「あなたは自分自身の素晴らしさを発掘し、まずは自分を愛することに始まり、愛を伝える能力を目覚めさせ、どんな恋愛関係もどうすれば祝福に変えるかを学ぶだろう」

「探し求める人を見つける前に、自分自身を見つけなくてはいけない」

「自分自身を完成させてくれる人を探しにいくなら、それは自分自身がすでに完全であることを否定しているのだ」

「恋愛関係は、互いに加算する関係ではなく、掛け算の関係だ。二分の一と二分の一を掛けると、四分の一。始めよりも少なくなることさえある

「互いを通して自分を完成しようとする二人は、当初よりも自分を小さく感じることになってしまう」

「一に一をかければ、一のままである。自分の完全さを知る二人が恋愛関係で結ばれる時、結果さらなる合一感が得られる」

「どんな恋愛関係も、あなたを今以上のあなたにすることはできない。なぜならあなたはすでに完全だからだ」

「私たちが住む世界は、自分たちの外に力を探すように基盤が作られている。そこに不幸の原因がある」


どうですか?響く言葉はありましたでしょうか?

恋人がいない時の方が、むしろ自分らしくいられる人って意外と多いかもしれません。

それは、この本でいう、恋愛関係は掛け算だからというのはあるかもしれません。

だからこそ、恋愛は、お互いに精神的に自立できている者同士の方がうまくいったり。


私自身、結婚していないと、どうしてこんなに「不完全さ」を感じるのかをずっと考えていたんです。

人の学びとして、自立することが大事なのに、結婚していないとどこか不完全さを感じる矛盾は、どういうことなのだろう?と。

それは、男性の場合、「結婚して初めて一人前」なんて言われていた時代もあったし、女性も「結婚して子供を産むことこそが女の幸せ」だと、親から言い聞かされていたこともあって、結婚していない人はどこか完全ではないという負い目を抱いているところがあるのかもしれません。

つまり従来の価値観において、そういうものが刷り込まれているのかもしれません。

もちろん、結婚し、子供を産み育てることを否定しているわけではありません。

でも、そうでなくても、誰もが完全なんですよね。

そんなことを言うと、「少子化が・・・」とか色々と言う人はいるものですが、自分の国だけで見ないで、世界を見たら、人口増加は大きな問題なんですよね。
先進国の人口が減ってきているのは、ある意味、自然の摂理かもしれません。

年金問題も、働く人たちの収入から賄うというシステムを変えるくらいの柔軟性は必要でしょうね。


中には、独身者の人に対して、「不完全だ」と非難する人もいる。

ただ、他人の人生にとやかく言えるほど、完璧な人生を歩んでいる人なんて、この世には一人もいないんですよね。

むしろ他人の人生に口出ししないといられない人は、今、自分が幸せではないことに気付いた方がいい。

本当に幸せな人は、「自分も幸せだし、相手も相手なりに幸せになればいいんじゃない?」って思うものだから。


恋人がいない人は、自分が不完全だと思っている人は多い。

自分はハートのかけらでもう一つのかけらを探して完全なハートになる的なイメージを持つ人はいるかもしれませんが、実際は、恋愛していなくても、結婚していなくても、誰もが完全なんですよね。

完全ではないと自分が思っていると、足りていない気持ちになってしまいます。

そんな人は恋愛をすることで、むしろ自分が欠けてしまうことになるから、ご注意ですよ!
(何度も言うように、恋愛関係は掛け算)

まずは、自分が完全な存在であることを認めてあげましょうね!

byコラムニスト・ひかり

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