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実は、運命通りに進んでいるだけ

■運命100パーセント、自由意志100パーセント

先日、ご夫婦でスピリチュアル書の翻訳家として第一線でご活躍されている山川 紘矢さんの「輪廻転生を信じると人生が変わる」という本を読みました。

大蔵省の超エリートだった山川さんがスピリチュアルの世界に入り、スピリチュアル書の翻訳家になるまでのドキュメントです。

スピリチュアル嫌いな人ほど、まず、読んでいただきたい一冊です。

山川さんは、未来に起こることは、「運命100パーセント、自由意志100パーセント」だと言います。

一瞬、一瞬を自分の自由意思で選択しているのだけど、それさえも、もう決まっているのだ、と。

だから、スピリチュアル嫌いな人も、時期がくれば、目覚めるように仕組まれているのだと。

山川さんほどスピリチュアルからほど遠い人は、いなかったでしょうしね。

だって、東大卒で、大蔵省にいて超~現実的な生き方をしていましたしね。

それが、本当の自分を知り、スピリチュアルな人たちとの不思議な出会いなどによって、とうとう大蔵省を辞めて、スピリチュアル書の翻訳家になるというのは、すごい展開ですよね…。

もったいない、と思う人もいるでしょうが、山川さんは、こういうことをおっしゃっています。

<私は今まで自分の心の声を聞くことなく、世間の価値観をそのまま受け入れて、「いい成績を取り、いい大学を出て、いいところに就職するのがいい人生だ」と思い込んでいたことにも気付きました>

要領よく生きる生き方と幸せな生き方ってまた別物なんですよね。

そしてこれは、単に「結婚しなくちゃ!」と思っている婚活女子にも言えることで、

<ただ単に、いい条件の人と結婚していい家に住んで、可愛い子供を産み育てたら、いい人生>だと思い込んでいるけど、本当にそう?ってことなんですよね。

それが合う人もいれば、合わない人もいる。

合うかどうかは、「自分をよく知る」ことが大切なのだと。

自分のことをよく知らないまま、一般的価値観に流されて生きていってしまう人が、意外と多いんですよね・・・。

それでは本当の意味で、自分のことも好きになれないし、幸せにはなれないかも。

もっと自由になるためにも、「こうあるべき」というものを捨てて、「枠を外す」「この世界は何でもあり得る」「限界を設けない」ことが大切なんですよね。

結局、婚活をしていても、なかなかうまくいかない人は、これを学ぶために今、婚活がうまくいかない状況を与えられているのでは?なんて思うものです。

これを学ぶことの方が単に結婚をするよりも、重要なことだから。

私自身も、婚活をし始めていた頃から随分、価値観が変わってきました。

未だ独身ではありますが、どんどん楽で幸せになっていく、というのか。

そう思うのは、やはり冒頭の話につながるのですが、この本の文章を引用すると、こういうことです。

<人生って、たとえ表面では間違いのように見えても、それはそれで体験しなければならない道なのだと、今は思っています。人生に間違いはひとつもありません。>(P114)

<今回の人生でどんな経験をしたら必要な学びが得られるのか、神様と相談して決めてきました。そう両親も選んできたのです>(P195)

人生に起こってくることはすべて、本当の自分が何かを学ぶために引き寄せているのだと考えれば、どんなことが起きても、それを前向きに受け取ることができます」(P219)

そして、もし自分の置かれている環境を変えたければ、こうするしかないのかもしれません。

自分を変えることによってのみ、世界が変わります。今あるすべてのものをゆるすことから始めましょう。自分の心の声、たましいのささやきを聞きながら、進みましょう>(P179)

ふと思うのが、東大名誉教授の矢作直樹さんとか、大蔵省出身の山川さんとか、そういう一般的にエリートと言われる人がスピリチュアルを語ることで信憑性がでてきて、より「信じてみてもいい」と思う人たちもいると思うんですよね。

それもあって、みんなを導く人の中にはそれだけのポジションを与えられていることもあるのかもしれないなぁ、と。

それくらいの人の言葉でないと現実的な思考で凝り固まっている現代人には、ひっかからないでしょうしね。

生まれつき霊感があって、ずっとスピリチュアルな能力のある人がその役割ができるか、というと「別の世界で生きている人が言っていること」くらいに思われてしまうでしょうしね。

本来はどんな職業であれ、みんな平等なのだけど、この世界だと、そういう価値観ではなく、スゴイポジションの人が偉いのだと思ってしまいがちだからこそ、こういう方々がスピリチュアルの世界を語る必要があるんでしょうしね。

それも広くみたら、この世界において“仕組まれている運命”なのかも!

しかも、余程精神の強い人でないと、エリート街道まっしぐらの裕福な生活を失ってでもスピリチュアルを語るというリスクを負えないもの。

(やはり一般的には「頭がおかしくなった」って思われやすくなるでしょうし)

そういう意味では、相当スゴイ人たちだと思います。

ただ、先ほどの婚活女子が今、気付くべきことがあるように、スピリチュアルの目覚めって単にスピリチュアルだけの話でなくて私たちの人生において重要な学びがあるんですよね。

だから、別に目覚めなくても、「自分を知る」ことは大事ですし。

この本では、「え?そんなことが本当にあるんだ?」とビックリするような出来事が山下さん夫婦に色々と起こっているので読み物としてもかなり楽しめます。

ご興味のある方は、ぜひ読んでみては?

<追伸>

「自分の自由意思で選択しているのだけど、それさえも、もう決まっている」ということは、今、あなたが思っているその「思い」も実は、そう感じる運命だってこと。

だから、見て見ぬふりをしてはいけない、ってことなんですよね。

その「思い」を大切に!

byコラムニスト・ひかり

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