■人付き合いは腹7分目。残りの3割は?
大人になったら、「人付き合いは、腹6分目がいい」とよく言われます。
腹6分目・・・だと少ないから、個人的には7分目がいいかも。
人って距離が近すぎると、相手と同化しているような錯覚をし、相手に期待をしたり、
自分の理想を押し付けたりしてしまう。さらに、自分と違うところがあると同化した分、「こんな人だと思わなかった!」と怒ったり、傷ついたり…。
それで、関係が壊れてしまうことも。
でも、100%価値観が合う人なんて、まずいない。
だから、どんなに親しい人でも、「自分と相手は違う人間なんだ」と思うためにも、腹7分目の付き合いは重要だと考えています。
では、残りの腹3分目はどうするのか?
ここで、自分の機嫌を取ったり、自分の心を整えたりすることが大事なんです。
その、自分がやらなくてはいけない作業を人に頼るから、関係がおかしくなる。
自分の心を整えるなどは、自分でやらなきゃいけない作業。
人に自分の機嫌をとってもらおうとしてしまうのは、大人じゃない。
一緒の空間に不機嫌な人がいると、どれだけ気分悪いことか…。
誰も自分以外の人の心を思う通りになってできない。
出来るのは自分だけ。
だから、腹10分目の付き合いで、べったり相手にケアしてもらうのではなく(相手に負担がかかるから!)、腹3分目は自分の調子を整え、残り7分目は相手と楽しむ。
そういう関係が、お互いに気持ちよく続けられるものなんですよね。
byコラムニスト・ひかり