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長生きよりも大切なのは、どう生きるか

■間違った健康法が多い!?

「みんなが信じている健康法のウソ」(マガジンハウス刊)は、第一線で活躍されているお医者さんによる健康本なのですが、目から鱗の情報が色々とありました。

巷にある健康法は、検証される前に独り歩きしているものも多いようですね。

この本では、実際にエビデンス(臨床医学データ)によって、健康のガセネタを紹介し、正しい方法を紹介しています。

例えば…風邪にはビタミンCが効くと言われるものですが、実際は、今は有効ではなかったり。

もちろんビタミンCが不足していないことは大切だけど、水溶性のビタミンって、多くっても足りていたら、尿として出ていくだけなんですよね。
今は食生活だけでも十分にビタミンCが足りているとよく聞きますしね。

ビタミンC以上に効果があるのが、実は「亜鉛」なのだそうです。

風邪を引いたと思う24時間以内に亜鉛を摂取すると(牡蠣とか)、風邪をひいている期間が3日ほど縮まるのだとか。

あと、ビタミンDはアレルギー、うつ病、インフルエンザにも効果があり、ビタミンDはサプリメントではなく、日光浴で体から作られるので、日光浴(冬は1時間、夏は10分)するといいのだとか。

へぇ!と思いませんか?

■長生きよりも大切なこと

以前、「終活」をテーマにした番組を見ていた時に思ったんですよね。

自分はどう生きていきたいのか。

例えば、

・病院で抗がん剤などで苦しみながら、死にたいのか。
・癌を受け入れ、痛みを和らげながら、自宅で普通に生活をしたいのか。

その番組では、乳がんを手術しないで、自宅で過ごしている女性も紹介されていて、それはそれで大変なご苦労もあるようですが、自宅で過ごせるのって、やはり幸せなこと。

現代だと、癌を放置したら、自殺行為だと言われる。検診しないと、怠惰だと思われる。

もし、人は絶対に死なないのであれば、治療しないとか、検査を受けないというのは、怠惰かもしれない。
でも、人はいつか必ず死ぬ。

だったら、それまでの間、何ができるのか?の方が重要だと思うのです。

生きた時間の長さよりも、生きている間に何をしたのか。
その尺度で考えたときに、自分はなにを選ぶのか。

もちろん、癌治療に専念するのが「前向き」だと思うのであれば、専念した方がいいと思う。

今は3人に1人が癌で死んでいます。だからこそ、明日は我が身とも言えます。

逆に体にガタがこないときは、歳を重ねるうちに、今度は認知症などになる可能性だってある。
そのときは周りの人に迷惑をかけることもあるかもしれません。

自分は、どんなエンディングを迎えたいのか。

だからって、自殺はダメですよ。
スピリチュアル的に言えば、寿命をまっとうすることが大事であり、さらに言えば、自分がなる病気もある意味、自分にとっても、周りにとっても「学び」でもあるのだから。

結局、癌になったとしても、そこには大事な学びがあり、いつか認知症になったとしても、そこにも学びがあるんですよね。

もしかしたら生まれる前にそれも選択しているかもしれませんしね。

何はともあれ、健康が一番!

今回、健康本なども参考にしながら、自分の体を大事にしましょうね。

byコラムニスト・ひかり

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