■人を愛せている?
以前、テレビで、美輪明宏さんがこういうことをおっしゃっていました。
「一番上にランクされる愛は“無償の愛”」
「色々な恋愛をしてきて、若い頃は(愛を)奪ってきたけど、それからは愛を与えてばかり。相手に何も要求しないと楽。すごい楽」
「自分の無償の愛が結局、自分に返ってくる。その繰り返し」
もう、「師匠~!」って感じですよね!
ただただ愛することができたら、人は自分の心に愛が増えて幸せになる。
でも、ただただ愛することができずに、相手を思い通りにしようとするから、苦しむ。
それに尽きるんですよね。
ただ、美輪さんも言っていたのですが、
「無償の愛を分からないまま、生涯を終える人も少なくない」と。
スピリチュアル的に言えば、まだこの世界はそのレベルだし、あと何回生まれ変われば、理解できるか、って話かもしれません。
ただ、できることなら、今、出来る限り、学びきっちゃった方がいい。
それは来世になったら、楽になれるから、ではなく、今、幸せになれることだから!
私自身も、まだまだ生身の人間なので、思い通りになることばかりということはもちろんなく、ときとして心が苦しくなることもあります。
でも、どんな人に対しても、少しでも本当の愛(無私の思いやり)を注ぐことができたとき、自分のことをより誇りに思えるようになるんですよね。
◇
例えば、「別れ」について言えば、好きになった人ともう会えなくなったとしても、相手の自由意志でそれを選んだのであれば、「相手がそれで幸せなら、まあ、いっか!」と思えるようになれたら、苦しみから、より解放されるような気がします。
自分は自分で、相手をちゃんと愛した。その愛する相手が、今は会わないことを選択している。だったら、ちゃんと手放してあげよう、って、そう思えたとき、人は、心に本当の愛が増え、さらに、自分に誇りが持てるようになる気がします。
人は、何事にも“納得”できないと、先には進めないもの。
でも、そこに自分は本当の愛を注げたと思えれば、納得できるようになることもあるのでは?
もちろん、愛する人との別れは悲しいし辛いですよ?
それでも、本当の愛のために相手を手放そうと思えたら、納得できると思うのです。
そうした方が、一段とイイ女になれるような気がします!
本当の愛を抱けるようになりたいものですね。
byコラムニスト・ひかり