■結婚は、しても、しなくてもいい
現代は、一昔前と違って、生活が随分、変わってきているので、結婚の対する意識が変わっても、おかしくないんですよね。
去年のクリスマスのテレビ番組を観たときに思ったのですが、一般的にはだんだん「クリスマスは恋人と過ごすもの」という感覚も薄れてきているのに、テレビだけは、まだ「恋人とクリスマスを過ごせないのは寂しいものだ」みたいな感じになっていて、意外とテレビで働いている人、タレントさんたちの方が、一般人よりもステレオタイプになりつつあるなぁ、と。
昔はテレビの方が最先端を突き進んでいて、それに一般の人たちが憧れて感化されていったのに、今では、テレビの方が一般の人たちの感覚を後追いしてる感じがしてしまいます(共感されることばかりを求めている、というか)。
だから、そのうちテレビでも、「結婚ばかりが全てではない」という風な流れになっていくのではないか、とは予想しているんですよね。
「結婚しない」というのは、結婚というものを手に入れていない、というよりは、それと相反する「自由を手に入れいている」ということ。
つまり、独身の人は、「結婚」と「自由」では、「自由」を選んでいると言えるんですよね。
手に入れていないもの、ないものばかりに目を向けるのではなく、今、手に入れいているものにフォーカスをすると、自分がいかに今、幸せであるかに気付けるものなんですけどね。
もちろんその中で「この人と人生を共に歩みたい」と思える人が現れたときには、「自由を捨てる決意」だって持てるでしょうしね。
「結婚」を選んだくせに自由も捨てきれない人が、結婚後、うまくやっていけずに離婚してしまうパターンも多いので、今、自分は何を手に入れていない代わりに、何を手に入れられているのか、はきちんと知った方がいいですよね。
両方、手に入れたまま、なんてことは、なかなか難しいものだから!
結婚はしなくてもいいもの。
自分が欲しいものを手に入れ、そうでないものは欲しがらずに、自分らしく生きたいものですね。
byコラムニスト・ひかり