先日、映画「スクール・オブ・ロック」を観ました。
サイコーにイケてる、ロック映画でした。
デューイはロックを全身全霊で愛するギタリスト。ひょんなところから名門学校の教師になったデューイは、生徒たちの音楽の才能を見抜き、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出場することを思いつくのだが…。
主役のジム・オルークはもちろんのこと、生徒役の子供たちがとにかく演奏がうまくて、感心しちゃいます。
こんな授業があったら、生涯、心に残るだろうなぁなんて、思うものです。
私自身、学生時代は、ある意味、要領の良い優等生だったので、成績は良かったのですが、その頃に覚えたことなんて、今ではほとんど忘れてしまっています。
その当時の日記には、「学歴社会なんてクソくらえー!」って書いていましたしね・・・(苦笑)。
ただ、そう言うためにも、良い成績をとっていたところはあります。
勉強できなくて、そんなことを言っていたら、ある意味、負け惜しみみたいですし。
だから、今、改めて思うわけです。
あの高校時代の覚えるだけの勉強そのものは、「頭の体操」くらいにしかならなかった、と。
(もちろん大学に行ったことで、就職で得したこともあるので、進学することを否定はしていません。ただ、あのとき覚えたことは、今、役立っていないけど・・・)
◇
大人になって、振り返ってみて、つくづく思うのが、心を熱くした出来事って、人生を彩るんですよね。
私自身、20代は劇団員をしながら、派遣社員をやっていたのですが、今振り返ってみても、その一銭のお金にもならなかった劇団員生活が、すごく良い思い出になっていたり。
今、女優になれていなくても、いい経験だったんですよ。
そんなものなんです。
そして、それは、今からでも遅くなくて、未来ばかりを気にして無難な人生を生きるよりも、その都度、熱い思いを持って、日々を過ごしていた方が、人生をより豊かにするものなのかも。
未来ばかり気にしないで、好きなことをやりませんか?
(もちろん生活費くらいは、何かしらの方法で稼いだ方がいいですが・・・)
それが、一番、人生を幸せにする秘訣だと思うものです。
byコラムニスト・ひかり