大人になってから魅力が増す人とそうでない人がいます。
もしその2人に差が1つあるとすれば、それは・・・
「能動的に学ぶ力」です。
最近、なにかと「こんなの学校で教わらなかったから知らなかった!」という大人を見かけます。 でも、実際は、学校の授業が社会に出てから役立つことなんて一握りです。
中には、自分の身体の基本的なことについてすら、あまり分かっていない人がいます。 ネットで調べるだけでも随分、情報は出てくるものなのに・・・。
「能動的に調べて知識を得る」という行為って、すごく大事なこと。
例えば、人と会うときは、相手の情報を知っていた方が、より会話がスムーズになることもあるから、相手のSNSなどを見ておくだけでも随分、違いますしね。
相手がどんな人かを理解していた方が相手と共感し合える会話ができますし、逆に相手を知らないまま自分の意見ばかりをぶつけてしまうのは危険なことです。関係を壊しかねないですしね。
ただ、それは私自身は職業柄、20代の頃に訓練づけられたところもあるかもしれません。
若い頃は知らないことがあっても、その場で調べず、そのままにしていました。人から「これ、いいよ」と薦められても自分に興味がないと、「ふ~ん、そうなんだ」で終わらせていました。(その頃は今みたいにスマホがなかったので情報をその場で調べることはできなかったんですよね)
でも、そんなとき取引先のおじさんにすごく怒られたんですよね。「だからお前はダメなんだ。俺がいいと薦めたら、とりあえず見てみろ!」って。
それで、おじさんがいいと薦めてくれたものを見たら確かにいいんですよ(笑)。自分の世界が1つ広がった、というか。
それからは、なにか気になることがあったり、薦められたりすると、とりあえず調べてみて、できるだけ手に取るように心がけています。
今、振り返ってみても、すごくいいことを教わったと思っています。だから未だに、思い出すんですしね。
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私自身、相手と会話をしていて、分からないことがあったら、すぐにスマホで調べるようにしています。どんなものかが分かると、会話がより弾みますしね。
また、情報が多い場合は、あとでじっくり読むために、そのページを自分宛にメールを送ったりもします。 それが、自分の知識となり、またコミュニケーション能力の向上にもつながるんですよね。
だからこそ、逆に会話をしていて、知らないものがあっても、「ふ~ん、そうなんだ」で済ませてしまう人ってもったいないなと感じるようにもなりました。 相手の与えてくれた情報をちゃんと受け取っていないですしね。(それって、会話のキャッチボールではないかも)
その些細のな行為だけでも、それを続けることで、どんどん向上して魅力的になっていく人と、ただただ自分の持っている知識だけで世界が狭まってしまう人とで差がついてきてしまうような気がします。
それは、ネットでの口コミでも感じるんですよね。きちんと自分でも調べて、自分の意見を述べているのか、ただ単に情報に踊らされて、真実が分からないまま、責任をもたない発言をしているのか。
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大人になっても、知らないことはいっぱい。
だからこそ、やはり「気になったことは調べる」ってすごく大事なことだと思うんです。 “調べ癖”があると、世界が広がりますよ♪お試しあれ。
byコラムニスト・ひかり