■本当に集中しなくてはいけないときは、恋を休もう
つくづく思うんですよね。
恋愛って、良くも悪くも時間と労力を使うものだと。
気持ちが囚われますしね。
だからこそ、本当に集中しなくてはいけないときは、恋い焦がれる恋人がいない方が、いいこともあるんですよね。
例えば受験、就職活動の時とか、夢を叶えるチャンスがあるときとか。
私自身、20代は、恋の方にばかり気持ちが向いて、夢の方のチャンスをうまく生かせなかったなぁとちょっと後悔しているところもあります。
だからこそ、今、恋をしていない人は、無理にする必要もなく、その時期に、かなえたい夢に集中するのも大切なことではないか、と思うんですよね。
1日の24時間を恋する相手のことで頭がいっぱいになるのか、夢のことで頭がいっぱいになるのかで、自分の言動、ひらめきは、変わってきますしね。
女性は恋愛で特に、影響を受けてしまいますしね。
もちろん「私の夢はお嫁さん!」という人であれば、それでもいいと思うんです。そういう生き方を否定はしません。
また、恋と夢を両立するというのもイマドキでいいと思います。でも、現実問題、やはり両立って結構、難しいんですよね。
やはり人は“気が向く方”に行動するようになってしまうから、恋に夢中な時は、やはり恋に走ってしまいますしね。
恋愛の経験は「人生の糧」になる、というのも事実です。
だから、しない方がいいと言っているわけではないんです。
でも、本当に今、集中しなくてはいけないときは、考えた方がいいことも・・・。
そういうのもあるからこそ、失恋をしたときは、その悲しみをバネに、仕事や夢に向かって頑張ることで、向上していく人って意外といるんですよね。
だから、失恋って、悪いことばかりではないし、逆を言えば、恋愛って、いいことばかりでもないんですよね。
(特に、愛にまで至っていない“恋愛ごっこ”の場合は、愛情を奪い合うから消耗し合いますし)
そういうのもあって、現代人の中には、恋愛離れをする人もいるでしょうし。
恋愛は無理にすることはないし、それでも心惹かれる人が現れてしまったときには否応なしにしてしまうものでもあるもの。
更に言えば、恋愛体質の人は、どこか「自分の存在価値」と恋愛を結び付けすぎているところもあるのでは?と思うところもあるんですよね。
「恋愛をしていない自分は女として価値がないのではないか」とか。
そんなことはない。恋愛していたら価値があって、恋愛していなければ価値がない程度の価値なら、もともと大したことではない。
そのままであなたはちゃんと価値があるから!
自分は価値があるんだって、ちゃんと認めてあげることが大切なんですよ。
恋愛は楽しいものですが、夢があるなら、今はそっちを集中した方がいいことも。
そんなことを、つくづく思うものです。
byコラムニスト・ひかり