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人を許せる人ができていること

■人を許せない?

人を恨んでいて苦しんでいる人は、意外といます。

「人を許す」とは、どういうことなのか。

少なくとも、「相手への執着は捨てている状態だと言えます。

逆に、憎んでいる時は、相手に執着をもっていますしね。

だから、人を憎んでいると、自分が苦しむんですよね。手放してしまったら、楽になれるのに。

 

さらに、「人を許す」とは、どういうことなのか。

少なくとも、相手が幸せになったら、「よかったね!」と祝福できるようになります。

逆に、祝福できないときは、まだ心の奥底では恨んでいることも。

相手の幸せと自分の幸せは関係ないものなので、相手に執着を抱いていなければ、「よかったね!」と言えるものです。

 

逆に、そんなにときに祝福できない自分がいるときは、自分が苦しみます。

 

人を許したとしても、その人と今後も関わっていくかどうかは話は別。

「合わない」と思うなら、離れた方がいいし、二度と会わなくてもいいでしょうしね。

 

ただ、会っていないのに、相手のことが気になり、幸せだったら腹が立つようであれば、まだ相手のことを許せていない、と言えます。

そんな自分が許せないほどひどいことをした相手なんて、心からなくちゃえばいいのに!

そうでないと、自分が苦しむから。

 

恨みを抱いている相手に執着を持っているのは、相手のせい?

いやいや、相手がいくら「私(僕)のことを忘れないで」と懇願したところで、自分が忘れてしまえば、それっきりです。

相手の執着を捨てられないのは、自分自身の問題なんですよね。自分がそうしているのだから。

 

つまり、相手を忘れることを許すのは、自分自身。忘れないまま自己を苦しめているのも自分自身だということなんです。

 

更に言えば、相手を許せないのは、「自分が自分を癒していないから」とも言えます。

充分に癒されていたら、「もう、いいや」って思えるものだから。「あんな人、自分の人生から切り離そう」って。

そうしたら、相手がどうであろうと、自分には関係なくなりますしね。

 

逆に、パートナーとか親とかずっと関わらなくてはいけない相手を許せなかったら、どうするのか。

許せるようになるまでは、物理的な距離は空けたほうがいいでしょうね。

だって、人はそう簡単には変わらないから。

まだ変わっていない相手のことを許せないのは、当然のことでもありますしね。

 

「罪を憎んで人を憎まず」というのは大事だけど、そうなるには、相手が心から反省し、本当の二度とやらないと誓うまでは難しいものです。

でも、人って「何か悪いことをしてバレて罰せられたから、もうやらない、と思っている程度」では変わらないものです。

 

なぜなら、罰せられないなら(バレないでやれるなら)同じことをまたやるものだからです。

 

本当の意味で、その行為をしたことの“自分の弱さ”を反省しない限り、人はそう簡単には変われない。

だから、厄介なんですよね。

 

それでも一緒にやっていく場合は、相手が変わることを望むよりも自分が変わるしかありません。

その場合は、自分が相手は“そういう人”であると諦めた上で、それでも一緒にやっていこうと決心することです。

それは、相手の許せない行為に対して、自分は「大したことではない」と許せるようにならない限り、難しいことでもあるんです。

 

それができないなら、相手が心の底から反省して、生まれ変わるまでは、物理的に距離を空けたほうがいいことも。

同じことをきっと繰り返すから!

 

人を許すのは、簡単なことではありません。

でも、許せない人への対処法を知っていれば、ステップは踏めるものです。

 

1)距離を空ける

(2)自分を癒す

(3)自分の人生から相手を切り離す(相手への執着を捨てる)

もしくは、

(3)相手が心の底から反省したら許す

もしくは、

(3)相手がした行為を「大したことはない」

と思えるようになって、さらに相手は“そういう人”なのだと認識して付き合っていく

 

この(3)は選択式の、3点セットをやるしかないでしょうね。

 

縁を切るにしても、関係を続けるにしても、許せるようになって、心を楽にしたいものですね。

 

Byコラムニスト・ひかり

 

 

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