■生き方が違う場合は難しい?
例えば、「地方で農業をやりたい彼」と「東京で働き続けたい彼女」。
結婚はしてもいいのか、諦めた方がいいのか。
結婚は生活ではありますが、個人的には、お互いに自立できていたら、別に生き方が違ってもやっていけるとは思っています。
別居婚、週末婚という方法もありますしね。
ただ、そのためにも、お互いに自立していないと難しいですが。
あるものよりも、ないものを意識しやすい人は、なにかあると、「こんなときにパートナーが傍にいてくれないなんて・・・」なんて嘆きがちですが、逆を言えば、「パートナーが傍にいなくてよかった」と思えるときだってあるはずなんですよ(苦笑)。
例えば、仕事に集中したいときに、パートナーと一緒に暮らしていたら、相手の食事のことまで考えなくてはいけなかったりしますしね。また友達と気軽に夜ご飯を食べに行けることも。
私がそう思うのは、やはりうちの両親を見ているからではあるのですが。別々に暮らしているからこそ、伸び伸びしていますしね(苦笑)。
もちろんその分、寂しい時もあるでしょうし、自立しなくてはいけなくなるものですが、家族であれ、やはり気を遣うものなので、1人でいた方が気が楽なこともあります。
お互いに心の余裕があるときに会うので喧嘩もしないし、だからこそ会う時間を大切に思えたり。
それは夫婦に限らず、親子だってそうですしね。
自立さえできていれば、程よい距離感でいた方がいいこともあるんですよね。
一緒にいると、どうしても相手に期待をしてしまいますしね。それで喧嘩が勃発してしまったり・・・。
もちろんしなくてもいい状況なのに、別居婚、週末婚にしたほうがいいなんてことを、薦めているわけではないですが。
だから、「人生のパートナーはこの人以外は考えられない」くらいに思えるのであれば、共に生きる方法はあるってことなんですよね。
Byコラムニスト・ひかり