■自分を愛せている?
本来は、親から無償の愛をもらっていたら、自己肯定感を持てるようになり、自然と自分のことを愛せるようになるものですが、そんな風に愛されてきた人って意外と少ないかもしれません。
学歴社会であることも原因として、「勉強ができるのがいい子」「勉強をできないのは悪い子」みたいな教育を受けてきた人も少なくないでしょうし、“条件付きの愛”ばかりを親から与えられていた子供は意外と多いものです。
そんな偏った愛情をもらってきた子どもたちの傾向が、現代の恋愛にも表れていて、“条件付きの愛”というか、“自己都合の愛”ばかりを押し付けて、愛を奪い合っていることは少なくないですしね。
でも、「親から無償の愛をもらわなかったから、自分は自分のことも人のことも愛せない」というのは間違いであって、誰もが愛せる存在なんですよね。
ただ、そうなるためにはかなり心を磨く必要はありますが。
(現代は資本主義、物質的な価値観が愛を失わせているところもあります)
とにかく人はどうであれ、まずは自分自身は自分のことをきちんと愛せて、人のこともきちんと愛せる人になることは大切!
恋愛において「自分ばかりが愛していると損した気分」という人は、まだ愛を理解していない証拠。
愛は相手を甘やかせる行為でもないし、相手に見返りを求めるためにあげるものでもありません。
ただただ自分の内側に増えることで、自分が幸せを感じるものです。
だから、損した気分になっている時は、まだ愛しているわけではないとも言えるし(どちらかというと、自己愛)、幸せになりたければ、愛せる人になったほうがいいもの。
(単に人から愛される人ばかり望まず)
ただ、その前に自分のことをきちんと愛せる人になったほうがいいでしょうね。
byコラムニスト・ひかり