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執着心を持つと「間違った努力」をしやすい理由

■「間違った努力」をしていない?

世の中には、「間違った努力」ってあるんですよね。
たとえば、「向いていないこと」にがんばってしまうと、それだけ自分が擦り切れてしまうことがあります。

本当は、そこから大切なことを学ぶことができたら、むしろ「自分を成長させてくれた出来事」になるのですが、執着して、その場から抜けられないでいると、どんどん不幸になってしまうことも。

私は30歳までは演劇をやっていましたが、あのときに辞めてよかった、と思っているところもあります。
30歳までは楽しかったし、いい経験だったのだけど、やはり私には、色々な意味で向いていなかったところもあるだろうなぁ、と。


ただただ執着しないで、「自分に合う、合わない、向いている、向いていない」のジャッジは大切。
たとえば、恋愛だって、ずっと片思いの相手に執着してしまう人はいるけど、そんなことをしていたら、先に進めないですしね。

もちろんそこから本当の愛を学べ、無償の愛を与えられるくらいになっていたら、もっと素敵な相手と出会う可能性は高まると思います。

でも、いつまで経っても、自己愛からの愛情から抜け出せず、相手に執着を持ち続け、「私はあなたにこんなに時間とお金を費やしてきたのに!」と思うのであれば、頑張り方が間違っていると言えるわけです。

欲しいものが得られなくて、ずっと執着を持ってしまう人は多い。
でも、本当は、「それを手に入れなくても幸せになる方法」を見つけることも大切なんですよね。

「自分に合うもの」であれば、手に入ることは多い。
合わないのに、それを認めず、ただただ執着を持ち続けて努力をしてしまうと、「間違った努力」になりやすい。
それは、「不幸でいつづける努力をしている」ようなもの。

とはいえ、何度も言うように、「間違った努力」をしても、そこからいつか学べれば無駄にはならない。
だから、うまくいかないときこそ、「自己が成長すること」は大事なんですよね。

byコラムニスト・ひかり

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