映画「百円の恋」を観ました。
低予算で作った映画にもかかわらず、主演の安藤サクラさんが日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞など数々の賞を受賞した作品です。
すごいパワーをもらえる作品でしたし、女優魂を感じさせられました。安藤サクラさん、かなりスゴイです。
<実家にひきこもり、何をやってもダメな一子(安藤さん)がボクシングをやっている狩野(新井浩文さん)に出会い、恋をするも、イマイチうまくいかず。ある日、一子はなにを思ったのか、ボクシングを始める…。>
ボクシングができるようになって俊敏な動きになった一子がとにかくスゴイ。
一生懸命なにかに向かうこと自体が人生においては、すごく重要なことなんですよね。
自分の持っている力を磨いて、試してみることで、より生きていることを実感できる。
手加減ばかりしていたら、人生は面白くない。
結果うんぬんではなく、うまくいかなかったら心の底から悔しくなるほど頑張ることが、人生を楽しくさせるものなのだと思うのです。
その真剣さがカッコイイし、人の心をつかむものなんですよね。
それで言えば、恋愛だって同じ。
うまくいかなかったときに心から悔しい、悲しいと思えるほど、人を好きになれた人は美しい。
それが、結果的に人生を彩るんですよね。
もちろん失恋したら、そのときの色はピンク色ではないし、ブルーかもしれないけど、それでも、やはり人生に色が塗られ、輝く。
好きかどうか分からない人と適当な恋愛をしていたって、人生に色はつかないですしね。
ついたって、うすーい色でなくてもいいくらいの色だったり。
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熱い人を笑う人は、むしろ人生を面白く生きていない人。
熱く生きたいものですね。
そんなことを思わせてくれる映画です。オススメ。
コラムニスト・ひかり