女性芸能人の方も50、60代で結婚される方も増えてきました。
たとえば、阿川佐和子さんが63歳にして、ご結婚されましたよね。独身女性としては、いくつになっても結婚できる可能性はあるんだ!と励みになるものですよね。
芸能界では他にも、桃井かおりさんが63歳で、夏木マリさんが58歳のときにご結婚されています。
特に熟年になってからの恋愛って、やはり男女の魅力を超えた、「人として好きなところ」がないと難しいところがあると思うんです。
そういう面では、阿川さんと桃井かおりさんは、旦那さんとなる人と、随分前からお知り合いなのもポイントが高いと思うんです。(阿川さんは28歳のときに知り合い、桃井さんは相手は長馴染みですしね)
大人になって、急に人と関係を深め、築いていくのって難しくなってきますしね。(合わないところがあると、会うのが面倒くさくなってくることもドライになってくる大人ならでは)
夏木さんの場合は、お相手はバンドのメンバーなので、バンドという特殊な仲間意識もより関係を築くのに役立ったところもあるのかも。
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あとは、やはり男性も定年退職を迎え、自分の老後の蓄えも心配になってくる時期になるので、女性の方もきちんと自立して経済力があるというのも、結婚へのポイントになっているのかな、とも思います。
男の人も熟年になると、自分の面倒を見てくれる人、ということで、年を重ねるほど、むしろ自分よりも若い女性に目がいくことも少なくないので、「同世代でも結婚したい」と思われるにもやはり若い女性にはない魅力がそれなりにないと難しいこともあるのかもしれません。
それで言えば、男性よりも年が5歳以上若ければ、ある程度の年齢であっても、男性から見たら、「自分よりも若い女性」に思われやすいので(※よほど、自分の年齢を理解しないで、40代中盤を過ぎても、「子供が欲しいから結婚したい」と言っている子供っぽい男性は除く)、女性は5歳以上年上の人で相手を探した方がうまくいく可能性は高いと思います。
それで言うと、阿川さんの場合はお相手の方が6歳くらい年上なんですよね。
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熟成結婚ができる可能性が高まるのは、
・昔からの知り合い(もしくは趣味や仕事で深く関わる相手)
・女性も経済力を持つ
・5歳以上年上の男性を探す(もしくは年上女性が好きな男性を探す)
というのが、ポイントかなぁ?なんて思ったりします。
それで言えば、以前、熟年層向けの結婚相談所を取材したときも、先方が同じようなことをおっしゃっていました。
女性は経済力がある人、男性は家事ができる人がモテる、と。
熟年になればなるほど、お互いに自分の身を支えることも大変になっているから、それなりに自立していてほしい、ってことなんでしょうね。
そう言えば、50代になる私の友人も、古くから友人関係である男性と結婚話が出ています。(彼女も経済力があり、相手は彼女よりも年上)
逆に、別の50代の女性は、年下の男性とのお見合い話が出ていたのですが、相手が「子供が欲しい」と言い出し、お見合い自体が流れています。
ただ、彼女もすごく魅力的な人なので、(経済力もあるし、綺麗です)お見合いなんかではなく、友人として男性と接していった方が、むしろ将来の伴侶に結びつきやすいと思うんですよね。
今、30代後半、40代の人も今すぐ結婚することばかりを求めるだけではなく(もちろんそれも大事だけど)、異性の友達を作って、将来的に結婚するための種を撒いておいてもいいかもしれませんね。
おそらく歳を重ねたときに選ぶ相手って、お互いに「一緒にいて楽な人」になると思うので、自分も自立していることも大事なんでしょうね。
コラムニスト・ひかり