「まだ30歳♪」と思うか、「もう30歳!」と思うか・・・。個人差が激しい、「まだ」&「もう」に迫る。
私がうら若き20代の頃である~。
【エピソード①】
友人がボヤいていた。「どうしよう、そろそろお金が底を尽きてきたわ・・・」
彼女は社会人時代の貯金を使い、専門学校に通っていた。現在は収入がない。友のピンチ・・・!きっと、3000円くらいしかないのだろう。私は当時、10万円ほど所持していた。(全財産)
「お金あるから、いくらでも貸すよー!10万持ってるし!」ドヤ顔で申し出た。あといくら残っているのか?軽い気持ちで、彼女の残高を聞いてみた。
「200万はあるかな・・・」申し訳なさそうに、一言。
に、200・・・!!マハラジャではないか・・・!むしろお金を借りなきゃならんのは、私である。どの面下げて、人様にお金を貸そうとしたのだ。
【エピソード②】
友人が、婚約者の貯蓄額に激怒していた。「信じられない!貯金が全然ないの!」
財力に不信感を持っているようだ。これでは結婚はちょっと・・・と、悩んでいる。
「いくらだと思う?200万しかないんだよ!」・・・あるじゃないか、貯金!しかも彼は、マンションも購入している。頭金で貯金を使ってしまったのだろう。これから稼げばいいではないか。
私の中で「全然ない」イコール、「ゼロ」か「マイナス」である。200万はプラスの中のプラス。ところがエピソード①&②の場合だと、200万は「無」とカウントされているようだ。有名な例え話があるではないか。水が半分入っているコップを見て、「まだ半分もある!」 とプラスに考えるか。「もう半分しかない・・・!」 とマイナスに捉えるか。
ところが彼女たち、お金に関しては超・慎重ではあるが、年齢に関しては真逆の見解を示していた。私がアラサー期に婚活に焦りまくり、ジタバタ。「もう30歳になってしまう!」必死の形相で、東京中を探し回っていた。そんな姿を見て、滑稽に思ったのだろう。
「何を焦っているの?まだ30歳じゃない~♪」
まるで理解できないと、のほほんと過ごしていた。同じ人間であっても、焦る部門と楽観視する部門があるようだ・・・。
私の場合だと、お金に関しては 「まだまだある♪」 だが、年齢に関しては 「もう時間がない!」 であった。そして現在、貯金はほぼない。楽観視したものは、手に入れていないことに気付いた・・・!
いつまでも「まだ若い」と気楽に構えていて、婚活で苦戦するのも、同じ現象である。
まとめ。「まだ」 と楽観視するのはストレスフリーだが、長い目で見ると、ソレは手に入らないことも。「もう」 と悲観視するのはストレスが溜まるが、行動に繋げることで、欲しいモノが手に入る。
うまいこと己の性質を知ることによって、人生プランを立てたいものだ。