漫画のような、こじらせ女子・A子(美人)がいる。
気はめっぽう強いが、超・繊細。恋愛で何かが起こると、すぐに会社を休む。気分にムラがあり、アップダウンが激しいのだ。特に30歳を超えたあたりから、年齢を過度に気にするようになった。誕生日前は、もう大騒ぎで・・・。
「どうしよう!私、おばさんになっちゃうっ!」
あんたがオバさんだったら、周りにいる女たち(ほぼ年上)はどうすればいい?さて、ここで本格的に困っているのが、A子よりも若い、20代の女子たちである。
「A子さんから、重いメールが来るんです・・・」
はて、どんな内容なのか?聞いてみると・・・。「仕事が嫌々病になっていないかな?オバちゃんは心配だ~!私も人生色々あるけど、頑張ってるよ!」
へ、返事が難しいな。一言も、困っているとは言っていないのに・・・。
「私は全然、A子さんのことオバさんとは思ってないのに。自分から言うので、老いを増長させますよね。言わなきゃいいのに・・・」
なるほど・・・!これは確かに、気をつけねばならならない。ありがちなセリフとして、他にはこんなものが・・・。「今時の若者たちは・・・」「私はオバちゃんだからさ~」どれもこれも、オバ臭がムンムン。自ら放つには周りも気を遣うし、危険が多すぎる。
しかし、上記セリフを放っても、全くオバ臭を感じない女性も存在する。オバ臭が出るか、出ないか。この差は一体、何なのか?私は、一つの仮説を立てた。
オバ感アリの場合は、「私を若いって言ってー!」という、強い“裏メッセージ”が込められている。ギャグとして操るには、巨大なパワーが必要だ。自らがオバに押しつぶされるようなら、沈黙が金。
逆に、オバを操った者もいる。その女性は、若い女の子に向かって言った。「私は襲われても、臓器しか取られる所がないからさ~!あなたは(若いから)気をつけなよ!」
周りは爆笑した。しかし、セリフの主は超・イイ女の50代。自身の魅力は、年齢以外にあるとわかっているのだ。発言する者によっては、気まずくなりかねない。見事に使いこなして、女としての株も一切下げなかった。
結論、オバ発言は、人の印象をゴロっと変える絶大な力がある。素人がギャグや自虐で使いこなすのは、危険だ。年齢を凌駕する魅力がある者と、正真正銘のオバちゃんだけは例外。あとは周りが気を遣うので、封印が吉だろう。
by三重県