婚活がうまくいかなくて、辛くてしょうがないという人は、少なからずいるものです。
そもそも、どうして人は不幸を感じるのか?というとその不幸の多くは、「自分の思い通りに物事が動かないとき」なんですよね。
だったら、思い通りに動かせばいい?
いやいや、そうではなく、そもそも「思い通りに動かさなくてもいいや」って思うことで、不幸を回避できるわけです。
「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」よりは、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の方が近く、更に言えば、「鳴かぬなら鳴かなくてもいい、ホトトギス(見ているだけで、充分、幸せだから!)」というわけです(笑)。
本当の幸せ者になるために大切なのは、目の前の幸せに気付き、それをきちんと味わい、感謝することなんです。
つまり今、「あるもの」にきちんと目を向けること。
そして、「あるもの」をきちんと生かすことで、さらなる幸せが増えることもあるんです。
でも、婚活女子の多くは、「ないもの=彼氏、結婚する予定」ばかりに目を向けて、「ない!ない!」と言っているんです。
それでは、幸せになれるはずがないですよね。幸せになる方法とは真逆のことをしているのだから。
「あるもの」を生かすというのは、自分の素材を生かすこともそうでしょうし、(オシャレをするとか、心を磨くとか)目の前にある仕事を一生懸命やるとか、傍にいる人に優しくするとか、そういうことです。
そういう人だったら、普通にしていても魅力が増すから、わざわざ婚活パーティーに行かなくても、身近にいる人たちが放っておかないこともあるでしょうしね。
そもそも結婚できなかったら、不幸か?というと、そうとも言い切れません。独身には独身の幸せがあるし、結婚している人がみんな幸せ、なんてこともありません。(修羅場のような夫婦生活を送っている人もいますしね・・・)
だから、結婚という執着を捨てて、結婚しても、しなくても幸せな人でいた方がいいんですよね。
それくらい焦りがなくて幸せそうにしている人の方が魅力が増すので、結婚しやすくなるでしょうし。
結局、「あるがままを受け止めて、今ある幸せを味わい、感謝する」というのは、手に入れていないものに対する執着を捨てる、ということでもあります。
執着があると、人は苦しみますしね。それこそ、「思い通りにいかない不幸」を味わうわけです。
だから、婚活女子は、むしろ結婚にばかりに執着を持たないでいた方が、幸せでいられるし、結果的にその方が魅力が増すからいいご縁も見つかりやすい、というわけなんですよね。
「執着を捨てる」大切さを学ぶというのは、婚活女子に限らず、“人の道”として重要なことでもあるもの。
私たちは、何かしら、これを必ず学ぶようになっているんでしょうね。 だから、今、学べるチャンスですよ!
byコラムニスト・ひかり