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出会いは必然!でも、その後も大事!

■出会うだけでは、意味がない

映画「ビリギャル」を観たことはありますか?

単に「勉強の出来なかった女子高生が受験に受かった映画」ではなく、夢を持つことの大切さや家族愛、友情も描いた作品です。

伊藤淳史さん演じる塾の先生によって、主人公・さやか(有村架純さん)は変わっていくのですが、恩師の存在って、すごく重要ですよね。

子供は肩書き関係なく大人を見る。
だからこそ、子供の表面ばかりを見て判断する大人は信用されない。

相手と同じ目線に立ち、相手の良いところを引き出せる大人は子供を良い方向へと導くことが出来る。
さやかのひたむきさが、周りにも影響を与え、壊れかけていた家族も修復していく。 1人の人間が周りの人に与える影響、さらにその連鎖によって、より環境が明るくなっていく。
そんなことを感じさせる映画でした。


恩師をテーマにしたものと言えば、マンガ大賞を受賞した「かくかくしかじか」。

漫画家の東村アキコさんの自伝的な作品で、美大をめざし通った絵画教室の先生と過ごした、さまざまなエピソードが紹介された作品です。
恋愛ものではないけど、「大きな愛」の作品でもあります。

ここに出てくる先生がとにかく型破りで、キャラが濃い。
でも、生徒に対する大きな愛情を持っていて、こういう恩師に出会えたら、例え美大に受からなくても、生徒たちの人生って大きく変わっていくでしょうね。

人との出会いは必然。だけど、出会った後、その関係をきちんと築くかどうかの方が、実は大事だったり。

さやかにしても、東村さんにしても、その先生と出会っただけではなく、きちんと真正面から向き合ったからこそ、変われたところもあるでしょうしね。

恋愛も同様。出会うだけでは意味がない。
きちんと相手と向き合えるか。
縁があって出会えたのだから、すぐにジャッジをする前に、もうこの相手から学べることはなにもない!と思えるくらい、相手から吸収してもいいかも!

相手の今までの人生の話を聞いたら、学べることもあるかもしれない。
相手の職業について聞いたら、勉強になることもあるかもしれない。
それでも、「この人は恋人にするには違うなぁ」と思えば、無理に付き合う必要はないし。

でも、自分にとってメリットがあるか、ないかだけでしか相手を見られなかったら、なにも吸収できないかも。

相手の持つスペックではなく、“相手そのもの”と接する。

恋愛に限らず、人間関係でも、そういう大人でいたいものですね。

byコラムニスト・ひかり

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