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「昔はモテたのよ」“過去ばかり振り返る”のは子供おばさん 【脱・子供おばさん!#04】

■過去は素敵だった?

子供おばさんは、「20代はモテた」「あの頃は、幸せだった」「あのとき付き合っていた彼が、運命の人だったのかもしれない」など、過去ばかり振り返っています。

しかし、「なぜ、今、それを維持できていないのか?」を考えた方がいいでしょう。その当時のあなたと今のあなたではなにが変わってしまったのか?

例えば、「20代はモテた」のであれば、アラサー、アラフォーになったあなたはどうしてモテていないのか?を考えなくてはいけません。「若さを失ったから」でしょうか?いえいえ、若さを失っても、それに勝る魅力を得ていたら、もっとモテているはずです。

「あの頃は、幸せだった」だったのであれば、どうして今のあなたはそこまで幸せではないのでしょうか?そのときに自分を幸せにしてくれていた周りの人たちのことを、今も大切にできているでしょうか?「優しくされて当たり前」と思って、感謝の気持ちを忘れていたり、周りの人たちは成長しているのに、自分はなにも変わらなかったりしたら、それは縁が切れてしまっても仕方がありません。

また、当時と環境が変わったのだとしても、今ある環境で自ら幸せを見つけ、つかみ取ろうとしないことに原因があることもあるでしょう。

 

■過去の恋愛に未練をもっていない?

一番厄介なのは、「あのとき付き合っていた彼が、運命の人だったのかも」と、過去の恋愛にしがみついているパターンです。

あなたにとっては未練をもってしまうほど素敵な相手だったとしても、彼にとってはそうでないから、今は別れてしまっていることも少なくありません。

なんだかんだ言って、「類は友を呼ぶ」ものです。自分と気が合う人と一緒にいると心地よいし、自分を成長させてくれたり、魅力的に変えてくれたりする相手であれば、5年でも10年でも関係を続けたくなるものです。

しかし、今、離れているということは、どういうことなのか?それは「あなたにとって、もしくは相手にとって、合わなかった」ということです。合わないのであれば、仕方がありません。そんな相手と一緒にいると、居心地が悪くなり、不幸になってしまいますしね。

逆に、またやり直したいのであれば、「今の自分」で「今の相手」に対して、きちんとアプローチをしましょう。もう「過去の自分」も「過去の相手」も存在しないので、妄想ばかり抱いていないで、現実をきちんと見るのです。

現在のあなたが過去に比べて残念な姿になってしまっているときは、フラれる可能性は高いですが、逆に、魅力を増していたら、彼の方が惚れ直すかもしれません。

それどころか、彼の方が、昔と違って魅力が劣ってしまっていることだってあるでしょう。それでもよければ、新しく関係を築くつもりで、やり直すことは、悪くはないでしょう。

 

■現在、幸せな人は、過去ばかり振り返らない

ただ、ハッキリ言ってしまえば、現在、幸せな人は、過去なんて振り返っている暇はありません。それどころか、過去と比べて今の自分の方が成長しているからこそ、「もう過去のことは忘れたい」と思うことだってあるでしょう。

好きになる相手だって、成長すればするほど、“人を見る目”がついているので、もっと素敵な人を見つけられるようになっているものです。

結局、今の自分が輝いていないからこそ、過去に輝いていた頃の自分を美化し、「あの頃は良かった」なんて、現実から逃げがちになってしまうのです。

しかし、もし日々、努力し、進化している人であれば、「過去の自分は今に比べて、未熟な存在」に過ぎません。だからこそ、きちんと成長してきた人は、仮に魔法が使えたとしても、その頃の自分に戻りたいなんて思わないものでしょう。誰にとっても、「その過去があってこその、魅力を増した今の自分」になっていることが大事です。

 

■「今」もすぐに「過去」になってしまうから

過去に比べて、成長できていない人は、大事なことを理解していません。

それは、この世界は、「諸行無常である」ということ、つまり、永遠なんてものは、ほぼないのです。

自分を取り巻く環境もどんどん変わってくるし、それに伴い、あなた自身も成長していかないと、取り残されてしまいます。
それを分からないまま、なにも学ばないでいると、現状維持どころか、置かれている状況はどんどん悪化していくのが当然の流れです。正直言うと、過去を振り返っている場合ではありません。

なぜなら、その「今」だって、すぐに「過去」になってしまうからです。

刻一刻と、「今」が「過去」になり、「未来」が「今」になります。

言うなれば、いつだって「今」をきちんと生きていれば、それが幸福な「過去」に変わり、「未来」もまたHAPPYになる、ということです。
逆に、過去の栄光ばかり浸っていたり、未来にばかり不安を抱いたりして、「今」をしっかり生きていなければ、過去も未来も残念なものになってしまうのです。

私たちが変えられるのは、いつだって「今」だけです。過去はもちろん未来も直接的には変えられません。今の在り方次第で、過去も未来も変わるのです。

だからこそ、過去にばかり心を奪われていないで、今の自分が、きちんと幸せをつかめるように、日々、がんばっていきましょう。それこそが「未来の自分」が、過去を振り返らないでいられる秘訣にもなりますよ!

 

byコラムニスト・ひかり
[協力:WOMe(ウォミィ)]

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