■新刊『”子供おばさん”にならない、熟成させる人生』が発売
本日、7/8に新刊『”子供おばさん”にならない、熟成させる人生』が発売です!
・amazonの販売ページ
『”子供おばさん”にならない、熟成させる人生』
子供おばさんシリーズ第4弾です。
電子書籍(777円)とペーパーオンデマンド(1780円)の同時発売です。
そこで、いつものブログの番外編として、試し読みページを用意してみました。
(※本文をコピペしています)
まずは、ぜひ、試しページを読んでみてくださいね。
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「女は若いほうがいい」なんてものは、一昔前の男性的な発想。歳を重ねるほど魅力的になっている女性はたくさんいます。
でも、アラフォーの子供おばさんは、若さを失えば失うほど、自信も魅力も失っていき、一方、大人女性は、歳をとるほど魅力が増し、どんどん素敵な女性になっていきます。
歳を重ねるほど魅力的になっている女性には、どんな特徴、魅力があるのでしょうか。
■魅力1:自分のことを理解している
大人になればなるほど、色々な経験を経て、自分自身のことを理解できるようになるもの。だからこそ、自己コントロールができやすくなります。
例えば、アラフォーのAさんは、生理前になるといつもイライラして感情的になってしまいます。若い頃はそれで大切な人と喧嘩をしてしまったり、仕事で感情的になって失敗したりしたことも。
今は、そのときの教訓を生かして、生理が近いときには、なるべく大切な用事を入れないで、ゆっくり過ごすようにしているそうです。
自分の欠点、弱点を知っているからこそ、「それによる失敗を回避すること」ができるもの。例えば、人によっては物質欲や性欲に負けやすく、「インチキな投資話に騙されやすい」「ズルイ男性にひっかかりやすい」といった弱点を持っている人もいます。
そういう人は、欲望そのものをなくすのは容易ではないので、「自分はどんな欲望に負けやすく、理性が効かなくなるのか」をよく理解して、〝その欲望による失敗〟を未然に防げるように心がけましょう。
自分を少しでも俯瞰できたら、「あ、今、理性を失っているぞ。気を付けよう」と思えますしね。
この他にも、「自分にとって的確なお酒の分量を覚える」「体力的な限界を知る」など、自分の限度を理解することも重要です。若い頃は限度を知らないからこそ、泥酔して人に迷惑をかけたり、徹夜ばかりをして体を壊したりと、無茶なことをして失敗してしまうこともあるもの。
でも、その痛い経験を通してきちんと学んでいると、大人になってから役立つものです。だから、失敗も大事な経験なのです。
また、喧嘩をしやすい人は、「自分の〝心の地雷〟を理解する」ことも大切です。
毎度、その話になると相手と喧嘩になってしまうテーマというのが、人によってあります。たとえば、「どうして独身なの?」という質問に対して喧嘩腰になってしまう、とか。
大概、自分の心の地雷は、コンプレックスを刺激する話題が多いのですよね。もし、相手があなたの嫌がる話を振ってきたときは、話題をそらしたり、「トイレに行く」といって席をはずしてみたりしてしましょう。そうやってぶつかりそうになるのを回避するのは、「大人ならでは」と言えるでしょう。
■魅力2:相手を思いやれる心の余裕がある
若い頃は自分のことでいっぱいいっぱいだった人も、大人になるにつれて心に余裕が出て、相手のことも思いやれるようになっていくものです。
例えば、40代のBさんは、後輩の女性社員の仕事に未熟なところがあるときは、やんわりとやり方をアドバイスするようにしているそうです。
30代の頃は、仕事ができない後輩に対して、感情的になって厳しい言葉を投げつけてしまうこともあったようですが、大人になるにつれて、「自分だって同じようなことを経験してきたのだから」と、大目に見られるようになったそうです。
仕事において、「自分にはまだ力がない」という恐れを抱いているときは、周りを助けられる力もないし、自分自身も巻き添えになる可能性があるので、相手のミスに対して感情的になって怒ってしまうこともあるもの。
でも、だんだん自分が〝対応力〟を持てるようになると、「相手のミスは、自分がフォローすればいい」という発想に変わってきます。そうすると、心に余裕がある分、相手の立場に立ったアドバイスが言えるようになるのです。
仕事ができる人ほど、感情に振り回されず、「どのような言い方をしたら、相手が受け止めやすくなるのか」をよく考えて対応するもの。それができるから、より自分の望む状況に持っていきやすくなるのです。
大人だからこそ、感情に振り回されないで、知恵を持って問題を乗り越えられるようになりたいものですね。
■魅力3:〝自分の価値観〟を持っている
魅力的な大人は、世間一般の価値観に振り回されないで、自分なりの価値観や人生観を持って、自己を確立できています。
例えばアラフォーのCさんは、自由でいるのが好きなので、「自分は結婚に向いていない」と思っています。だから、今後も独り身でいる可能性を考慮して、マンションを購入したり、老後資金の準備をしたりしています。
仲の良い友達はみんな結婚していて子供もいますが、そこに羨ましさを感じず、「自分は自分、相手は相手」と思っているそうです。
世間一般に「いい」と言われているものが、自分にとっていいものだとは限りません。Cさんにとって「家庭を持つこと」は、そこまで魅力を感じるものではない、ということなのでしょう。
人それぞれに人生観はあり、また向き、不向きもあるので、たとえ周りの人にとっていいものでも、自分にとってはいいものでなければ、手に入れても仕方がありません。例えば、「自分では価値を見出せない高級品」が家の中にたくさんあっても、邪魔なだけですしね。
自分らしさをよく分かっている人は、「自分にしっくりくるかどうか」で物事を選びます。だから、幸せでいられるのです。
逆に、自分らしさを分かっていない人は、頭と心で別々のものを求めるので、いつも迷ってばかりいます。
例えば、婚活している女性が「好条件の男性に告白されたのに、好きになれない」と悩むケース。自分が結婚において「愛する人と結婚したい」ということが重要なのであれば、いくら相手が好条件であろうが、好きになれなければ意味はありません。
たとえ結婚できたとしても、さきほど同様、家の中に「不必要な高級品」があるようなものかもしれませんよ?(苦笑)。
自分の価値観を持っていない人は、世間一般の価値観に影響を受けやすく、ブレた行動をしがち。そんな状態でいると、自分が幸せであることに確信を持てないので、「自分が人よりも優っていること」で安心しようとします。
だから、いつも人と比べたり、競い合ったり、争ったりしてしまうのです。
でも、この比べたり、競い合ったり、争ったりすることが、〝不幸になる行動〟なのです。〝自分軸〟で生きていないので、比べる相手によって〝自分の幸せ度合い〟は変わってきますし、そもそも自分がいつも人よりも優っていることなんてないので、何かしらの劣等感を抱くようにもなりますしね。
「人の幸せと自分の幸せは違う」ということを認識し、自分の価値観を持って、好きに生きられる人が、魅力ある大人。そういう人は、自分らしく生きているので、輝いているものです。
■魅力4:〝今の自分〟が一番好き
歳を重ねるほど魅力が増している人は、「若い頃の自分に戻りたい」とは思いません。
なぜなら、「〝今の自分〟が、今まで自己を磨いてきた最高の状態だ」と思っているからです。
例えば、40代のDさんは、今の自分の顔が一番好きだと思っています。シワやシミができていても、それも含め〝自分の顔〟だと思えるからだそうです。
そんな自信にあふれている彼女だからこそ、同世代の男性にもよくモテます。彼女自身、いつも自分を磨くための本を読んだり、勉強したりしているので、〝大人の女性を求める男性〟からは「若い女性と話すよりも楽しい」と思われ、人気があるのです。
「若さ」というのは、努力しなくても誰にとっても一定期間与えられるものであり、必ず失うものでもあります。
だから、そんな〝いつか必ず失うもの〟を追いかけ続けていると、心がどんどん荒んでしまいます。それが自信喪失につながってしまうと、人に褒められたくなって自慢話が増えたり、承認欲求が強くなったりといった残念な言動へとつながってしまうのです。
「大人になる素晴らしさ」を理解して、歳を重ねる自己をしっかり受け止められるようになったときは、「他の人に認められたい」なんて思わなくなるもの。むしろ「自分は満足しているから、人にどう思われようが関係ない」とすら思えるようになるのです。
そうやって自分を認められている人が、人のことも受け止められる余裕があるので、包容力が出てくるのです。
多くの人が「この人、大人だな。素敵だな」と思える人は大概、包容力があって、心の器が大きい人。いい歳の取り方をしている人は、そんな「包容力を持てるようになった自分」に誇りを抱くのです。人間付き合いもうまくなっていきます。だから、「若い頃の自分よりも、〝今の自分〟が一番好き」だと思えるのです。
歳を重ねて魅力が増す人は、色々な経験をして、学んできたからこそ出てくる魅力をたくさん持った人なのです。
これは、経験が少ない若い人には出せない、〝大人ならではの美しさ〟。若さばかりにこだわらない、魅力ある大人になりたいものですね!
【子供おばさんから大人女性になるヒント】
■子供おばさん……若さや表面的な美しさに執着し、歳をとってそれらを失う分、どんどん自信と魅力が損なっていく。
■大人女性……色々な経験をして、学んできたからこそ出てくる魅力をたくさん持っているので、若い頃以上に輝いている。
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