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自分を認められない子供おばさん【脱・子供おばさん!#06】

■自分を認められない?

子供おばさんは、いつも自分を責めてばかりいます。そんなことでは、自分が可哀想です。

自分を愛するとはどういうことかというと、「“ありのままの自分”を無条件に受け止め、成長を願うこと」です。

これは恋愛に対しても言えることで、「彼はエリートサラリーマンだから好き」とか、「彼はご飯をご馳走してくれるから好き」とか、“条件付き”でしか好きになれない人は、本当の意味で、相手を好きなわけではありません。

それこそ、彼がエリートサラリーマンでなくなっても、ご飯をご馳走してくれなくなっても、好きでいられるのか?ということで、自分自身の彼に対する愛情は問われるのです。

それと同じように自分に色々な無理難題の理想を押し付け、それが出来ないことに対して責めている状態は、自分を愛していることにはなりません。自分が自分の一番の味方にならなくて、一体、誰が味方になってくれるのでしょうか?

 

■能力には限界があるから、知恵を使うことも大切!

もちろん誰にでも欠点はあります。自己嫌悪に陥ってしまうような短所だってあるでしょう。そんな残念な行為をしたときは、自分を責めるのではなく、反省し、二度と失敗しないと誓うことが大切です。

ただし、人にはそれぞれ能力に限界があるので、それを超えた要求の場合は、物理的に難しいこともあります。

例えば、寝坊をしないと決めても、つい寝過ごしてしまう人は、「目覚まし時計は1個だと起きられない体質なんだ」ということを認識して、目覚まし時計を3個用意するとか、誰かにモーニングコールを頼むとか、“工夫をして”、クリアすることを心がけ、自分の能力だけに頼らないことも重要です。
それは、「できない自分を責める」のではなく、「できない自分と上手に付き合っていく」ようになることが、大切だ、ということです。

 

■自分を認められない人は、いい人間関係が築きにくい

基本的に、自分を認められない人は、人のことも認めるのが難しいものです。なぜなら、そこまでの心の余裕がなく、優れている相手に対して「悔しい!」と思ってしまうからです。

特に自分と違う環境の人に対して認められないことが多いです。それは、その相手を認めることは、間接的に「自分を否定すること」に繋がってしまうからなんですよね。

例えば、専業主婦の女性が独身のキャリアウーマンの女性を「結婚もしないで、なにをやっているのかしら?」なんて思ってしまったり、逆に独身のキャリアウーマンが専業主婦に対して、「お気楽で羨ましいわ」なんて小馬鹿にしてしまったり……。

そんな発想の人は、大概、自分のことも認められていません。そのままでいては、いい人間関係は築けないので、人を認められるようになるためにも、まずは自分のことを認めてあげられるようになることは大切です。その結果、「自分もOK!相手もOK!」と思えるようになるでしょう。

 

■自分を責めるのは、頑張っている証拠!

実は、自分を認められずに、責めてばかりいる人が気付けていないことがあります。

「自分にダメ出しばかりする」「自己嫌悪に陥る」ということは、毎日、必死に生きているからこそ、してしまうことでもあります。どうでもよければ、自分を責める前に諦めてしまいます。つまり、あなたは頑張っているのです。まずは、その頑張りをきちんと認めてあげましょう。

また、不必要に自分を追い込んでいることが多いことも理解した方がいいでしょう。「私はこうならないとダメだ」「これができていないなんて、許せない」なんて、普段から自分に難題ばかり押し付けている人は、本当にそうならないと、自分は欠陥人間なのか?ということについてよく考えてみてください。おそらく、そんなにダメな人ではないはずですよ?

自分に優しく、また寛容になれる人は、他人に対しても同じようにできやすくなります。普段から、一生懸命生きていて、自分にも他人にも理想ばかり押し付けずに、優しく、寛容にいられる人は、誰が何と言おうと、「OK!な人」です。もう自分を苦しめないで、そんな人を目指しませんか?

 

■自分を“無条件”に愛そう!

「自分をきちんと認め、愛してあげること」は、幸せになるために大切なことです。命の尽きる限り、そんな“自分”と一生付き合っていかなくてはいけないのだから、当然のことです。
どんな欠点があってもいい。何かできないことがあってもいい。それでも、そんな頑張って生きている自分を“無条件”に受け止め、認め、愛してあげられる人になりたいものですね。

 

byコラムニスト・ひかり
[協力:WOMe(ウォミィ)]

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