■「感謝の気持ち」を抱いている?
ある人気俳優さんを取材したときに、こんなことをおっしゃっていました。
「感謝できる人は幸せだし、賢い人だ」と。
「逆に感謝できない人は、自分が周りに何をしてもらっているのか分かっていない。1人でやってきたような顔をしている。それは賢くない。
自分以外のことにも目を向けられるから、感謝できる。さらに、色々な経験を積むからこそ、人からの愛情をおもんばかることもできる。
また、自分の気持ちにも余裕がないと、感謝はできない。だから、感謝している人は、幸せな人だし、賢い人だと思う。
言葉は言わないと分からない。だから、身近な人に対しても、ちゃんと『ありがとう 』 を伝えるようにしている」
とおっしゃっていました。素敵なお話ですよね。
実際に、その方、取材していても思うのが、すごく頭のいい方なんですよね。色々なところをちゃんと見ている。自分のことも俯瞰して見ている。
自分の立ち位置も見えているし、人を喜ばせることができる。だから、人から愛されるんです。
正直、イケメンという部類の方ではありませんが、スター的に人気の方なんんです。納得ですよね。
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私たちが当たり前のように感じていることでも、当たり前のことなんて一つもない。
例えば、先日は、コーヒーショップのお兄さんが丁寧に対応してくれたのですが、それも実はスゴイことだったり。
海外に行くと、日本のサービスの良さ、親切さを改めて感じますしね。
水道水が飲めることもスゴイこと。
街がきれいなこともスゴイこと。
電車が時間通りに走るのもスゴイこと。
宅急便が希望した日時に届くなんてこともスゴイこと。
そういうことに関しても、感謝できる人でいたい。
それをやってくれる人々がいるから、自分たちの生活が快適になっているのだから。
プライベートなことで言えば、親が、そして友達が、見守ってくれているから、孤独なときも強い心でいられる。
いざというときは、助けてくれる仲間がいるから、頑張れる。
もちろん、私の場合は、いつも私を支えてくれる読者さんがいるから、書き続けられる。
すべてに感謝ですね。当たり前のものなんて何もない。
自分が与えられているものに気付くと、人はもっと心が豊かになる。
感謝しようとして感謝するのではなく、今あるものに対するありがたさを改めて実感する。そうしたら感謝せずにはいられない。
私たちは、そういう幸せ者でいたいものですね。
byコラムニスト・ひかり