男が思う「いい女」と女が思う「いい女」は違う、とはよく言われるものです。
それで言えば、よく男ウケする女性は、女に嫌われるタイプも多いものです。
そもそもどうして、男から見た「いい女」と女から見た「いい男」は違うのか?というと・・・
多くの人が、異性を通して、自分の「男らしさ」「女らしさ」を実感したからなのだと思います。
特に恋愛では、そういうことを求めているから。それだけ、巷にある恋愛は、まだ「自己愛の延長である」とも言えるんです。
みんな、愛したいんではなくて、恋をしたいんです。 結局のところ、「いい女」に限らず、女性から見た「いい男」が男性から見た「いい男」とズレていることも多いもの。
本当の意味での「いい男」「いい女」というのは、平たく言えば、「人間的にいい人」のことです。でも、そんなのでは、「面白くない」と思う人は多いんですよね。
逆に、同性の友達の場合は、「人間的にいい人」の方が付き合いやすいし、好きになりやすい。 だから、同性同士ではそういう人を「いい女」「いい男」と思いやすいんですよね。
ただ、恋愛は置いといても、結婚を考えるのであれば、やはり「人間的にいい人」を選んだ方がいいと思います。 そうでなければ、一緒に暮らしたら、大変だから!(苦笑)。
もちろん生理的に受け付けない相手は止めた方がいいですが、そこを刺激する相手ばかりでなく、一緒にいて居心地のいい相手を選べるようになったときに、「異性の見る目がつく」ような気がします。
だから、結婚を意識したときとそうでないときでは選ぶ相手が変わってくることもあるんですよね。
逆に結婚をよくわからないまま、表面的には「結婚をしなくちゃ」と思いつつ恋愛をしたい人は、男としての性的な魅力はあるけど、人としては魅力のないダメ男ばかり好きになってしまったり・・・。
基本、男性も、まだその段階の人は多いです。婚活しています、と言ったところで、相手の見た目ばかりチェックしている人も多い(苦笑)。 だから、男性の思う「いい女」は女の思う「いい女」とは違ったり。
ただ、そんな男性にも「いい女」と思われた方がいいし、女性にも「いい女」だと思われた方がいいと思うので、内面を磨きつつも、男性の思う「いい女」(=相手の男らしさを引き出す女性)になることは大切なんでしょうね。
byコラムニスト・ひかり