■まずは「自分の内側の問題」の解決を!
私は神社に行ったときは、ただ「参拝をして、終わり!」ではなく、その場所に10~30分くらいいることが多いのです。
神社の中にはベンチがあることが多く、そこから本殿を眺めながら、心静かに過ごします。
そうすると、不思議とメッセージみたいなものが浮かんでくる、というか。
(※それは単に私の中の思いにすぎないのか、その神社のメッセージなのか、判断はお任せします。
ただ、個人的には、新たな思想の発見ができるようなメッセージではあるのですが)
先日も、私がよく行く神社があるのですが、そこでこんなメッセージを感じました。
<外側の世界の闇にばかり注目しないで、まずは、自分の中の闇との関わりを解決することが大切。
それは、自分の心の中の闇を認識し、表に出し、光を当て、統合すること。
ただ単にネガティブな感情をなかったこととして、ボジティブになるのは違う。
「なぜネガティブになったのか」の経緯まで見つめることが大切。それが成長となる。
心を積極的にして、深い愛を持つことで、大概の問題は解決する。
それでいえば、世界もまずは、「隠れた闇を表に出す」必要があるということ。
そして、単に闇を消せばいいわけではない。
なぜ闇が表れたのかの経緯を理解し、対策することで、光も成長する>
自分の「外側にある問題」に目を向けてばかりいる人は少なくないのですが、意外と自分の「内側にある問題」から目を背けている人は多いんですよね。
まずは、「自分の内側の問題を解決すること」のほうが重要。
それができて、ようやく外側の問題も解決できる余裕が生まれるのです。
そして、自分にできることで、自分以外のものにもできるようになる(やり方を学ぶ)のですよね。
例えば、自分を本当の意味で愛せるようになることで、人に対する愛し方も分かるようになる、みたいな。
(自分に条件付きの愛情しか与えられない人は、人にも条件付きの愛情しか与えられない)
それは、「闇に対する対処法」も同じ。
闇をただただ消そうしたって、根本が解決していないと、また闇が発生するだけ。
闇に光を当てられる人になる必要がある、というのか。
自分のネガティブな感情を見て見ぬふりをするのではなく、まずはきちんと表に出して、そこに光が当てられるようになることが大事なんですよね。
◇
そんなメッセージを感じた時、ふと謎が解けたことがあったんです。
今は、世界が二極化していると言われていますが、なぜ、真実を知ろうとする人と、そうではない人に分かれてしまっているのだろう?と、疑問に感じていたんです。
先日、友人に「この世界の仕組み」の話をしたとき、彼女がこういうことを言ったんです。
「それって、知っているのと、知らないでいるの、どっちのほうがいいのかな?(知らないでいたほうが、楽に生きられるような気もするけど)」と。
私は、「え?知っていたほうが、自分が何を選択したらいいのか分かるから、いいと思うよ」と返したですが、もしかしたら、「闇の部分は見て見ぬふりをしていたい人」というのは、いるのかもしれないなって。
知らないで、綺麗な世界だけを見ていたい、というのか。
でも、それではなんの解決にもならないですしね(それどころか、どんどん貧しくなったり、体の健康を奪われていったりしてしまうことも)。
だから、まずは、「闇を表に出す勇気(闇をしっかり見ること)」が必要なんですよね。
それは自分の内面の問題も同じ。
自分の負の感情を見て見ぬふりをして、ポジティブな感情を言い聞かせたって、自分に嘘をついているから、だんだん心が病んでくるだけ。
でも、そういう人は、「自分がそういう感情を抱いているんだ」と認めるのが怖い人って多いんでしょうね。
私自身は、20代のころは、「私ほど性格の悪い人間はいない」くらいに思っていたんです(苦笑)。
世の中をななめからばかり見ていて、今とは真逆だったんですよね。
でも、いい加減、そんな自分を改善したくなって、心の傷がかさぶたになっても、それをまた剥がすように、自分の負の感情ととことん向き合ったんです(マゾですよね~)。
でも、その結果、性格の裏表がなくなったんです。清々しくなった、というか。そうしたら、とても生きやすくなりました。
例えるなら、家の押し入れがぐちゃぐちゃなのを見て見ぬふりをしていたけど、ある日、決心をして、押し入れのものを全部出して、整理整頓したら、すっきりするように、
心のぐちゃぐちゃもすべて外に出して、そこから整理整頓していくのって、大事なんですよね。
押し入れのぐちゃぐちゃを無視して、部屋の見えるところだけを綺麗にしていても、その押し入れの中で虫が湧いていることも・・・。
そして、この話は、私たちの個人的な話だけで終わらず、最終的には、この地球の話にも通じることなんですよね。
「闇を見て見ぬふりをしないで、まずは表に出す必要がある」ということ。
そして、単にそれを排除するのではなく、どうしてそんな世界を作ってしまったのかを、きちんと学ぶ必要があるんですよね。
それができたとき、闇と光が統合されて、もう闇に脅かされることはなくなるような気がします。
それが「学び」となるのですよね。
◇
つまり、全ての解決法は、まずは自分の内側から解決することで、やり方が分かってくるところもあるのかもしれません。
それで言えば、私たちの身体も色々な微生物が生きていて(悪玉、善玉もあって)、人間が「地球の縮小版」のようなものなんですよね。
(地球は、テラと呼ばれている、生きた星なんですよね)
人間(魂)も次元上昇により、星になっていくとも言われています。
どこでも同じような問題が起こりやすく、「スケールの違い」にすぎない、というか。
まずは「自分の内側の問題」から解決しよう、というわけなんですよね。
byコラムニスト・ひかり