こんなにLGBTが注目されている現在でも、相変わらず、差別的な言動をする人も少なくありません。
私もゲイのお友達はいますが、やはり彼自身、ゲイであることを公表するのは生きづらいようで、親にはカミングアウトをしつつも、仕事関係ではしていないそうです。
私自身、バイではありませんが、20代の頃は、新宿二丁目レズビアンバーにたまに行っていました。
彼女たちは結構シビアに「自分たちはこれから結婚して、子供を産んでという人生を歩むわけではないから」って、手に職を持っている人も多く、自立していたんですよね。そこはすごく尊敬できるところでもあったし、話していて楽しかったんです。
何と言うのか、ゲイに限らずですが、もっと世の中が「私とあなたは同じでなくてもOK!」「みんな同じじゃなくてOK!」という価値観になってほしいものだなって思うものです。
それで言えば、40代以上になっても独身者が多い時代ではありますが、これが一昔前だったら本当に生きづらかっただろうな、なんて思うものです。
結局のところ、自分の違う環境にいる人、性質の人を受け入れられない人というのは、それを受け入れることで、それとは違う自分を否定することになるから、受け入れられない、というパターンも少なくないもの。
つまり、「今の自分は、OK!なんだ」という自己肯定感がある人は、わざわざ人を差別することはしないんですよね。
「自分もOK!相手もOK!」と思うから。
つまり、差別する人ほど、実は自分のことも受け入れ切れていないし、劣等感が大きいということにもつながるんです。
自分と違う人を差別的な目で見ない、「それはそれでアリ」だと思える、そんな成熟した世界に早くなってもらいたいものですね。
byコラムニスト・ひかり