■不幸から抜け出せない?
先日、テレビを観ていたら、もう引退した方の曲を他の人が歌っていました。
オリジナルよりも上手に歌っていました。
それを観て思ったんです。
「どんな人であっても、代わりはいるもの。だから、好きなことをした方がいい」
のだと。
それは、仕事でも、プライベートでも、です。
血のつながった親子のような濃い関係でなければ、「私がいなければダメだから」なんて思っていても、自分がいなくなれば、代わりの人が見つかることはよくあること。
もちろん「無責任に役割を放棄しろ」と言っているわけではありません。
でも、もう自分の人生において、その環境から抜け出した方がいいこと、というのはあるもの。
例えば、ブラック企業なのに、自分がいなくなったらみんなが困るからとがんばってしまう人は、実は「自分の存在価値を発揮できるのはここでしかない」としがみついてしまっていることも。
他にも、ダメ男と付き合って、「この人は自分がいないとダメだから」なんて言っても、本当は自分が「相手に必要とされること」が心地よかったり・・・。
本当に自分が嫌なら、代わりはいる。抜け出すべき。
それをきちんと知ったほうがいい。
◇
自分がいなくなることで、残った人たちに「反省をする機会」を与えられることもある。
「学び」のきっかけになるんですよね。
だから、自分が嫌なのにその環境、関係にしがみつくのは、相手のためにもならないことも。
これから先、どんどん世の中は変わっていきます。
その変化によって、自分の居場所を変えた方がいいことも、色々と出てくるかもしれません。
居心地が悪くなったときは、「抜け時」だと思ったほうがいいかも。
「自分の代わり」は、良くも悪くも、いるもの。
「自分じゃないと!」と思うのは、ある意味、うぬぼれでもあるかも。
そんなことよりも“自分の思い”を尊重することは大切なんですよね。
自分をもっと大切に!
byコラムニスト・ひかり