■なぜ、人を傷つける人がいるのか?
余程のサイコパスでない限り、意外とみんな、いい人だったりする。
それなのに、「なぜ人を傷つける人が存在する」のか?
それは、いくつかの方法がある中で、その方法をとることでしか自分を保てない人がいるから。
つまり、「心弱き人」なんですよね。
人を犠牲にしなくても、自分を保てる強さがある人だったら、そんな方法はとらない。
だって、みんな基本、自分はいい人でいたいから。自分が納得できる行動をできる人でいたいから。
だからこそ、人を傷つけた人は、自分を認められなくなり、自己嫌悪でどんどん自分を苦しめる。
自分が自分の一番の味方でいなくてはいけないのに、自分の味方になれない人は、苦しむ。心にも余裕がない。
だからこそ、また人を傷つけるような行為をしてしまうこともある。そして、さらに自分を嫌いになる。
それって、悪循環じゃないですか?
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少なくとも、自分が人に傷つけられたときは、悔しい思いもあるだろうけど、「相手は心弱き人なのだ」と思いましょう。
そうすることで、同じ土俵に乗らなくなるので、仕返しをしてやろうなんて思わなくなるから。
どうしても被害が大きい場合は法的手段をとる方法もありますが、そういった「正当な方法」で対応するのではなく、「汚い手段」で仕返しをする人も、実は「心弱き人」だと言えます。
仕返しをして、相手を傷つけたところで、本当に心がスッキリするか、といえば、しないから。それは仕返しをするような自分を誇れないからなんですよね。
相手と同じ土俵に乗って、自分まで墜ちる必要はない。
人に傷つけられた人は、そんな人とは距離を空けて、自分は自分で幸せになりましょうね。
そういう人が、心強き人だから!
byコラムニスト・ひかり