ある日、アラフォー女子のFちゃんが、恋人にこんな告白をされたそうです。
「実は、僕は精子の異常で、子供が作れないんだ」と。
でも、Fちゃんも元々子供が絶対に欲しい!というわけではないので、そのことを受け止めたそうです。結果、2人の絆は一層強まったそうです。
また、学校の先生Nさんは、旦那さんが、結婚してすぐに“うつ病”になり、今は、Nさんがしっかり働き、旦那さんを養っているそうです。
それでもNさんは毎日、明るく元気に仕事をしていて、イキイキとしています。
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この間、先輩のシングルマザーのUさんに、こんな話をしてもらいました。
「女性を魅力的にするのは、最後は“引き受け力”よ。」
「引き受け力・・・?」
「相手がどんな状況であれ、最後は自分がそんな相手を受け止める、そして引き受ける、そんな強さを持った人は、本当に魅力的なのよね。」と。
なるほどなぁ・・・。相手のこんなところがあるから嫌だ、無理!別れよう、なんて、こんなことを繰り返しても埒が明かないもの。完璧な人なんて、いないですしね。
もちろん、人にはそれぞれの“器”はあります。
無理しすぎて、自分が壊れてしまうのは元も子もないけど、少しずつでも自分を鍛えていって、色々なことを引き受けられる人になりたいものですよね。
恋愛でも、相手のトラウマとか、短所などで自分の“引き受け力”を試される出来事って、意外とあるもの。結婚したら、旦那さんだけではなく、子供、親戚問題など、引き受け力を持っていないと逃げ出したくなることも多々あると思います。
でも、その“引き受け力”を身に付ければ付けるほど、人はもっと魅力的に、そして輝けるような気がします。
現にそういう人たちって、内面から出る強さからの“美しさ”があり、素敵ですし、そういう人の周りには自然と人も寄ってくるんですよね。
「自分を受け止めて欲しい!」
そんな気持ちは誰にでもあるもの。でも、そろそろ受け止めてもらうことばかりを求めるのではなく、「引き受け力」を身に付けることを目指したほうがいいかもしれませんよ?
byコラムニスト・ひかり