■執着するのは損
この世で学ぶべき大切なことの1つに「こだわらない(=執着しない)こと」というのがあります。
諸行無常というように、この世には永遠のものは1つもありません。
若さも、大切な人の命も、自分の命すらも…。
「永遠のものが、何一つない」ってことこそが、もしかしたら、「こだわらない(執着心を持たない)ことを学ぶ」ためにある、この世のルールなのかも。
いつかは必ず手放す時がくる。
今、目の前にあるのに、これから先、失うことを怖がっていても意味がない。
ただただ、今あることに感謝して、しっかり味わう。
そして、失ってしまったときは、ちゃんと手放す。
これが大切なんですよね。
執着心があると、もう自分の物ではないのに自分の物だと言って手放さなくなる。
これをしてしまうと、自分も周りの人も苦しむのですよね。道理に合っていないから。
そして、しがみつけばしがみつくほど、無駄な時間を過ごしてしまう。
「あぁ、もうこれは、自分の物ではなくなってしまったんだ。その代わり、今の自分に合った、もっと素敵なものを手に入れよう」と思えるようになることが大事。
何かを失ったときは、必ず何かも得ている。
そっちに気を向けて、建設的な言動をとれる人でありたいものですね。
byコラムニスト・ひかり