■私があなたで、あなたが私
先日、naokimanshowさんの動画を拝見しました。
17分くらいの動画なので、観てみると面白いと思います。
“私”がこの地球のすべての人に生まれ変わっている、というお話でした。
それが真実かどうかはさておき、思ったことがあるんです。
もし相手が<自分>だったら、「どうしてほしい」と思うのか、と。
現在、情報が錯そうし、思考の二極化が起こっています。
特に、「自分で情報を調べ、考える人」と、ただただ「自動的に流れてくる情報に受動的な人」とで、分かれてしまっています。
私は、自分でものごとを調べない人に対して、「自分が調べたこと」を話すことはするけど、選択は相手に任せています(任せるしかないですし)。
もちろん真実なんて誰も分かる状況でもないから、相手のほうが正しいことだってありますしね。
どちらにしろ、誰もが「自分にとって必要な経験」を与えられるようになっているから、失敗の経験であっても、奪ってはいけないんですよね。
それこそが「魂の目醒め」のきっかけになることもあるから。
私自身、20代、30代前半までは失敗が多かったです。
その結果、自分の愚かさを学び、反省し、成長してきたところがあります。
人に言われたくらいでは分からなかったところもあります。
だからこそ、「失敗の経験は、必要だった」と、今なら思うのです。
3次元の狭い視野でいると、「相手に辛い思いをさせたくない」と思うものですが、どんなに辛い経験であっても、その人にとっては、学ぶために大切な経験であることがあるのです。
当時、生きている意味を感じられなくなったくらいの辛い経験が、実はものすごい成長する機会になり、今では必要な経験だったのと同じこと。
だから、もちろんアドバイスはしつつも、あとは「見守る」って大事なんですよね。相手に対して愛情があるなら、なおさら。
もちろん相手が大変な思いをして、最悪な場合、心が腐ってしまって、反省もできないような状況になってしまう恐れはありますが、それでも相手の持っている力を信じるしかない。
「私があなたで、あなたが私」であるなら、相手を、そして自分を信じる、というのか。
極端なことを言えば、どんな形で生涯を終えたとしても、魂は永遠ですし。
また生まれ変わった時に、その経験が役立つことも。
どれだけ広い視野で見るかで、「物事の正しさ」は変わってきます。
「今」しか見ないのか、「5年後」も見るのか、「3次元」なのか、「5次元以上」で見るのか。
そして、本当の愛は必ずしも、相手をただただ「うまくいかせる」ことではなく、いつかうまく成功できるくらいまでに「成長させる」ことなのだと、思うものです。
byコラムニスト・ひかり