■「好きなタイプは?」と聞かれたら・・・
「好きなタイプは?」と聞かれて、「好きになった人が、好きなタイプ」や、相手に当てはまること(相手が話し上手なら、面白い人とか)を言う人は、“回答上手”だと言えますよね。
(少なくとも、サービス精神はある人であることも)
逆に、相手に脈がないことを伝えたいわけではないのに、相手に当てはまらないことを言う人は、相手のことをちゃんと見ていないんですよね。
それではいい恋愛はできなかったり。恋愛って、相手の出方をきちんと見ることも大切だから。
だから、もし関係を深めたい相手から「好きなタイプは?」と聞かれたら、本当のことを言う必要はない、ところもあるんですよね(苦笑)。
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たまに、「好きなタイプ」の質問に「従順なタイプ」だと答える男性がいると聞きます。
正直言って、うわぁ~ゲッソリと思います(苦笑)。
一言で言うなら、「センスのない答え」ですよね。だって、「俺様の言うことを聞く女!」って言っているようなものですしね。
「素直な人」なら分かるけど、「従順(=素直で、人に逆らわないこと)」ですからね。
それでもし、「キャー素敵!」って思う女性がいるとしたら、よほどドMなのか・・・。
いやいや、でもそんな男性は、ドMの女性すら満足できないかもしれません。
なぜなら、サドスティックのSは、「サービスのS」でもある、といいます。つまり、相手がしてほしいと思っているS行為をしなければ、苦痛を与えるだけに過ぎないんですよね。それだと、嫌われるわけで。
つまり、サービス精神のない「俺様の言うことを聞け!」は、単に「俺のワガママを聞いてくれぇ。俺は自分勝手なタイプなんだぁ!」と言っているようなものなんですよ。
しかも、すでに「従順なタイプ」という回答にしらける女性がいることすら理解できないくらいに、「相手の立場に立って物を言えないタイプ」だから、重症です。
だから、逆を言えば、“嫌われたい女性”に聞かれてこう答えるのであれば、「最高にいい答え」だと思いますけどね(苦笑)。
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では逆に、どんな回答を言ったら、女性の心をグッと掴めるのか。
例えば、「気の強い女性が好き」と答える男性がいるとしたら、「この人は、女性のことをよく分かっているな」って思うかもしれません。
なぜなら、少女漫画では、大概、このケースなんですよ。
女性らしくない活発な主人公が学校一のイケメンに「お前のそんな気の強いところが好きだ」と言われるみたいなシーン、いっぱいありますしね(笑)。
逆に、クラスもマドンナ的な存在で女性らしさのある美少女もその彼のことが好きなのに、彼は、気が強くてまっすぐな主人公の方に惚れる、みたいな・・・。
だから、そんなことを言える懐の深さのある男性であれば、(それこそドM気質でなければ)女性は「この人、アリかも!」と思うところも。
それに、どんな女性も安心できる男性の前では気が強くなれるところもあるんですよ。
「この人なら、私の言うことを受け止めてくれるかもしれない」と信じられるから。
だから、彼女を気の強い女性でいさせる男性って、いい男であることも多いんですよね。
もちろん頼りなさ過ぎて、女性が強くなってしまうこともあるけど(笑)。
それでも、男性が力づくで女性に言い聞かせるような人だったら、女性は気が強い状態でいられないから。
だからこそ、男性は、「従順な女性が好き」なんて言ってはダメですよ?
残念な人だという烙印を、女性たちに押されてしまうから!
byコラムニスト・ひかり