多くの女性が、愛する人に「守られたい」という思いを抱くものだけど、相手を愛おしくなればなるほど、その思いが今度は、「守りたい」に変わる時が来る。
「守られたい」と思っているうちは自己防衛であり、自己愛の延長だけど、「守りたい」に変わった時には、本当の愛になっていることも。
20代後半の時、私は大失恋をしたのですがそのとき思ったんですよね。
「私はずっと守られたいとばかり思っていたけど、守り切れるほど、強い男性はなかなかいない。本当は、守ってあげたいと思えることが大事だったのでは?」と。
当時の私は、「女性は大事にされてナンボ」といった教えがずっと自分の中にあったけど、本当の愛は、「相手を大事にできてナンボ」なんだと思うんです。
相手が相手らしく、幸せになれるために、自分にできることはなにか?
相手が自分と一緒にいることでリラックス出来たり、愛される喜びを感じ、より魅力的な人になったら、やはり嬉しいことですしね。
そう思うと、相手を悲しませることはしたくないし、それが「守りたい」という気持ちにつながるのだと思うのです。
みんなそれぞれ、色々な経験をして大人になってきている。
いいことばかりではなく、悲しかったこと、悔しかったこと、傷ついたことなど、様々なことを経験している。
そんな相手をそのまま受け止め、抱きしめてあげることができたら、きっと2人の絆は深まるでしょう。
「守られたい」だけではなく、「守りたい」と思える人になりたいものですね。
byコラムニスト・ひかり