幸せを願うことは大切だけど、「こうでなくてはいけない」と思い込むのは、違うもの。
自分で思い込んでいる幸せがベストではなく、もっと未知なる幸せが存在することもあるもの。
例えば、私の場合は、小学生の頃から演劇をやっていたので、女優として生きていくものだとずっと思っていました。
でも、今、コラムニストになってみて、「あれ?意外と私、こっちの方が向いていたかも?」とも思うんです。
私みたいに自分のメッセージを伝えたいタイプは、自分とは合わないメッセージがある作品で魂を込めて演じられるか、というと、心が苦しくなることもあるでしょうしね。(もちろん仕事だと割り切れば、やれないこともないのですが)
それと同じように、恋愛だって、交際中は、「自分にはこの人しかいない」と思うことは、ある意味、大切なことですが、別れが訪れてもそう思い込んでしまうと、本当に縁のある相手が目の前にいても、気付かなくなってしまうことも。
自分が執着している相手よりも、そっちの人と一緒になる方が、幸せになれることだってありますしね。
「これを叶えたい」と願うことは、悪いことではない。
でも、それと同じように柔軟性を持つことも重要。
つまり、「どんな状況でも、自分は幸せになるに決まっている!」という強い意思があれば、最終的には、自分に合った幸せを手に入れられるものなんですよね。
例えば、「結婚をしたい」と思うことは大事だけど、「結婚しないと幸せになれない」と思うのは、違う。
結婚しなければ、しなかったで、自分に合った幸せはそこにあるんだ、と思えるようになることも大事ですしね。そこには、「家庭にしばられな自由」というのが確実にあるでしょうし。
幸せの可能性は無限大。
柔軟性を持って、幸せを掴める人でありたいものですね。
コラムニスト・ひかり