■自分の思いを上手に伝えるには?
第一線で活躍している女優さんというのは“人の心をよく知っている人”だからこそ、上手に人とコミュニケーションをとれることもあるものです。
先日、ある既婚の女優さんに、「旦那さんに上手に思いを伝える秘訣」を教えていただきました。
<よく「あなたはどうしてこうしてくれないの?」と言いがちですが、そうすると、責めているようになって、「もういいよ!」となってしまうから、私は自分の気持ちを話すんです。
「あなたがこうすることで、私はこういう気持ちになって、悲しいんだよ」と言うと、相手も「そうなら、気を付けよう」となるんですよね。
「どうして?」と言いそうなときは、その言葉をゴクンと飲みます>
話すときは、「YOU」ではなく、「I」を主語にして話すようにしているそうです。
これは、特に自分勝手な相手に対しても、使える方法でもありますよね。
なぜなら、自分勝手な人って、相手の立場に立てないから相手に不愉快な思いをさせていることすら気付いていないことが多いんですよね。
だから、自分がどういう気持ちなのかをきちんと伝えた方がいいですしね。
とはいえ、この方法は、もともと円満な関係でないと、「あなたが悲しかろうが、私には知ったことではないわ!」となってしまうから(苦笑)、親しい相手に使う方がいいでしょうけどね。
■人に気持ちを話すことは大切!
ちなみに、その方は、辛いことがあるときこそ、「人に話す」ことが大切だとアドバイスをしてくれました。
「人に“話す”ことで、モヤモヤした思いを自分の中から“離す”ことができる」のだと。
話して、離す、というわけです。
確かに友達に話したら、スッキリすることって多いですよね。
だから、女性の失恋は立ち直りが早いのかも!
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自分の心を知ることは、人の心を知ることに繋がるもの。
(逆を言えば、自分のことを分かっていない人は、人のことも分からない)
だから日頃、あらゆる自己の感情と向き合っている女優さんって、すごいなぁと思ったものでした。
byコラムニスト・ひかり