先日、「年上の義務」(著:山田 玲司)という本を読みました。
年上の義務の主な3つはこれ↓
・愚痴らない
・威張らない
・ご機嫌でいる
この3つは、上下関係がある相手に限らず、 大切なことですよね。
私もコラムで、この3つはそれぞれテーマとして書いてきたところもあり、とても共感が持てたし、こういう説明の仕方、表現の仕方があるんだと参考になりました。
この本には、こんなことが書かれています。
「ご機嫌」な人は異性にモテる。「不機嫌」な人はモテない。
そういえば、随分前のことになりますが、男女のお食事会の時に、起業している歯医者さんがいたのですが、仕事がうまくいっていなかったらしくて、ずっと愚痴っていたんですよね。2時間も。
その日のお食事会は、すべておごりだったけど、全く楽しくなかったです。もちろんその後、連絡もとっていません。
この本でもこんなことが書かれています。
P54
「ただの愚痴」は、不満だらけの心の内部からダダ漏れしている「排泄物」だと考えた方がいい。
そうなんですよ。いくら美味しい食事を出されても、そのお食事会の参加者はその歯医者さんの排泄物まみれにされたんですよ!(苦笑)。
たぶん、それなりに美味しい和食屋さんだったと思うのですが、何を食べたかも全く覚えていません。
この本には、Q&Aも書かれていて、 「威張らず機嫌よくしておきたいけど、 人間なのでそうはいきません。 そこまでして年下に対して 演技をしなくてはいけないのか」 という質問に対して、 こういった回答をしています。
要約すると、 「無理だからやらないと開き直っている人は、年上の資格はないと思います。努力を放棄した人は、最低限、頑張ろうとしている人たちの邪魔だけはしないでいただきたい」と。
なかなかブラボーな回答です。 人の足をひっぱらないことは 大事ですよね。 自分ができないからって、 人まで巻き添いにしちゃ、 ダメですしね。
私も前の職場にいたなぁ。 とにかく機嫌が悪い上司。 低血圧で、朝は特に 機嫌が悪いかったんですよね・・・。
でも、仕事の場面で機嫌が悪い姿を見せるのって、ちょっと恥ずかしいことだと思えないようでは、まだまだお子ちゃまなんですよ。
「自分で自分の感情を コントロールできない未熟者です」 って、言っているようなものですからね。
嫌われない年上にならないためにも、 この本は読んでおくといいかも!
とにかく、自分で自分の機嫌を とれる人でありたいものですね。
byコラムニスト・ひかり