恋愛関係であろうが、親子だろうが、友達同士や上司と部下だろうが、本当の愛というのは、ある意味、同じです。
ただ巷の恋愛では、依存と独占欲、性欲が中心となっている「自己愛のぶつけ合い」が多いので、恋愛とそれ以外の人に対する愛情は違うものだと思われやすいのですが、それは単にその恋愛には「自己愛が多く、本当の愛が少ない」からだったりもします。
その上で、これは、電子書籍「恋愛して幸せになる人、幸せなれない人」 にも書いた女の友情話とも通ずることではあるのですが、「相手の幸せを喜べる人になる」ことって、すごく重要なんですよね。
相手が恋人の場合は、相手に幸せな出来事が訪れたとしても、独占欲と執着、依存によって、「自分がしてあげることによって、相手が幸せにならないと意味がない。他の人がすることで相手が幸せになるのは許せない」
「遠くにいってしまいそうで不安。だから、相手の成功よりも足をひっぱりたい」なんて思ってしまう人もいます。
結局、みんな自分が一番かわいい。
だから、自分の立場を危うくするものは排除したい、というのは、ある意味仕方がない思いだとしても、本当の愛情は、相手がHAPPYなら自分もHAPPYだからそこまでの愛情を持てるようになるというのも、とても大切なことなんですよね。
逆を言えば、自分が仕事で良いことがあった時に、一緒に喜んでくれない恋人なんて、今後、共に生きていく気しますか?
「いつか離れていきそうでヤダ!」なんて言う人よりも、一緒に喜んでくれる人こそ、ずっと共に歩んでいきたい相手では?
また、自分が親や友達など周りの人たちに愛されていることに嫉妬する恋人なんていうのも、嫌ですよね?
「俺以外の人に大事にされるなんて、許せない」なんて言う人がいたら、引く人は多いでしょう(苦笑)。
そんな自分の存在意義のために相手から必要とされることを望むのは、愛情でも何でもないですしね。
結局、自分が本当の愛を持たない限り、この世界は苦しむようにできています。
本当の愛を持てるようになりたいものですね。
byコラムニスト・ひかり