■“距離感の相性”は、意外と侮れない
大人の恋愛で、意外と侮れない相性が、“距離感”なんですよね。
人によっては、遠距離恋愛でも大丈夫な人もいれば、近くにいないとダメという人もいる。
毎日電話をしないと落ち着かない人もいれば、用事があるときだけ電話をすればいい人もいる。
週に1回以上デートしたい人もいれば、月に1回でも十分な人もいる。
自分を何でも相手にさらけ出したい人もいれば、自分の世界を持っていたい人もいる。
2人の距離が短いのが好きな人は、距離を保ちたい人に対して「冷たい」「愛されているのかな?」と不安になるだろうし、逆は、「重い」「ちょっとうざったい」と思ってしまうことも…。
ただ、2人の距離が短いのが好きな人でも距離を保ちたい人でも、どちらであっても、やはり「親しき仲にも礼儀あり」は大切でしょうね。
お互いの距離の近さうんぬんというよりも、相手に踏み込み過ぎたり、相手に失礼な言葉を投げかけたりしてしまうから、関係は壊れるんでしょうしね。
やはりどんな親しい相手であっても、「所詮は自分とは違う人間なんだ」という認識って、すごく大切でしょうね。
中でも、恋愛に限らず、人間関係を壊すきかっけになるのが、お互いの距離感が近すぎて、遠慮がなくなってしまうこと。
血のつながっている親子ですら、これで仲が悪くなったりもしまう。
つくづく思うんですよね。大人になってから恋愛をすればするほど、この距離感は、本当に難しいものだと。
ある程度、自分の生活スタイルができてしまうと、相手に侵害されると、窮屈な思いをするし、それは逆も然り。
もちろん、踏み込んでほしくない過去の思い出なんかも、人によっては持っていたりもする。
でも、いつまでも距離を縮めないでいたら、どこか他人行儀だったり、遠慮しすぎてしまったり…。
だから、お互いに柔軟性を持って、お互いの心地よい距離感を測っていくことが重要なんですよね。
大人になったら、距離感を大切に!
byコラムニスト・ひかり