■能力を生かす人、苦しむ人
私自身、なぜか物心をついたときから、人の裏側が見えてしまうところがあるんです。他の人が気付かないくらいの部分も。
(下手したら本人ですら、気付いていない“心の醜い部分”を…)
そこに気付いてしまうと、その人のことが苦手になってしまうことも多いのだけど、他の人は、そのことに気付いていなかったり…。
(敢えて表現するなら、「自分1人だけその空間で幽霊が見えている人」みたいな気分というか)
所謂、「洞察力があるタイプ」というものかもしれません。
だから、結構、生きづらかったこともあるんです。
だって、気付かない方が幸せなことって、この世界には色々とあるから。
今はその能力は、著名人インタビューという仕事で役立っています。
もちろんこのときは、いいところだけにフォーカスして、書くのですが、ただ世間一般で見られている印象だけではない魅力を紹介するようにしています。
もともとこのブログを書き始めたときも、自分の恋愛を語ること以上に、身近にいる男女の機微が私にとっては興味深くて書いているところもありましたしね。
つまり、自分の能力を長所にするのか、欠点にするのかで、状況は変わってくるんですよね。
能力というのは、「人よりもちょっと変わっているところ」という見方もできるのだけど、そういうものって、人から理解されにくいんですよね。
特にみんなと同じであることを求められる日本では。
でも、本当はみんなそれぞれ、必ずあるんですよ。
まだ気付いていない人、押し殺している人もいるかもしれないけど。
例えば、神経質な人だと、他の人が気付かないような細やかなことに気付ける人だったり。
じっとしていられない人は、オフィスワークよりも、アクティブな仕事に向いていたり。
ひねくれている人は、他の人にはない視点で面白い発想を生み出せることもあるでしょうし。
だから、そこで生きづらさを感じるのではなく、もし今、生きづらさを感じる環境であれば「合わないんだ」と思って、生かせる環境に行った方がいいんですよね。
それが長所にする秘訣というのか。
だから、まずは、自分の能力を知ることが大切。
そして、それを生かそう!
そうしたら、自分も周りの人も幸せにできるものですよ。
byコラムニスト・ひかり